SCP-922

SCP-922 - Another Version of the Truth (真実の別バージョン)

Item #:SCP-922

Object Class: Euclid

取扱方: SCP-922は█████大学 (*1)のキャンパス内とその周辺地域に限定されているため、収容の努力はサイト管理者アル=ザルカによって指定され、累積的にサイト-305と命名されたエリア内に制限されます。職員は、キャンパスの警備員および/または管理人を装って大学の学生や教員と対話する際は、絶対的な機密性と慎重な姿勢を保ってください。現地のFBI異常事件課支部との連携が、SCP-922の潜在的な原因を(可能であれば)発見・特定するために続行中です。

サイト-305に割り当てられているセキュリティレベル2以下の財団職員は、次の収容プロトコルを順守してください。

  • 職員は、レベル4職員の事前承認なしに、現地の学生・教職員・民間人と関わってはいけません。
  • █████大学に潜入している職員は、学生・教職員・民間人に発見されるリスクに曝された場合、偽装している地位から辞任および/または撤退し、全ての収集した情報をプロジェクト管理者のみに提出してください。他の人物は、地位やクリアランスに関係なく、この情報に関与してはいけません。
  • 職員は現地で発生した事件に対応してはいけません。ここには職員に向けられる暴力の脅威も含まれますが、この脅威が職員を差し迫った危険に曝している場合は例外とします。
  • 潜入している職員は、学生・教職員・民間人の不正確な発言を否認してはいけません。

SCP-922の効果に関連する不一致を防止するため、現地職員の数は一貫して601名 644名を維持します。

レベル4セキュリティアクセスが必要です


概要: SCP-922は、[編集済]州█████にある█████大学の学生および職員2████人全員と、周辺地域の民間人9██人に影響を与えている現実改変現象です。影響を受けた人物は、存在しない出来事や人物の回想などの、矛盾する記憶を数多く見せるようになります。加えて、SCP-922には新たな人間を生成している疑いがあります ― これらの人物の大部分は、地元の人口調査記録によって明白に特定されています。

異常効果の性質上、これらの人物が新たに作り出されたのか、以前に仲間の学生や職員の記憶から除去されていたのかは分かっていません。SCP-922によって行われた改変には、財団職員との間接的な相互作用に基づく回避と欺瞞の行動パターンが見られます。この異常性が自我を持っている可能性についての更なる調査と研究は保留されています。

SCP-922はまず2009年8月、数名の学生が履修登録していないはずの授業(SCP-922-2)の単位を落としそうになった際に発見されました。学籍係の大学職員は問題の授業について何の情報も見つけることが出来ず、授業の登録番号はキャンパスの履修カタログに存在していませんでした。科目は”マルチナ・バウアー”教授が担当する”バリケード、国境、ブルジョワジー:アメリカとニューディール政策”という名称であり、クラスの場所と時間は”TBA(後日決定)”でした。

キャンパスの登録情報の記録には顕著な矛盾点があることが判明し、地元のFBI支部が詐欺や財政上の不正行為の調査に乗り出しました。この調査時に、身元確認書類を持たない(しかし機密性の高い情報を有する) FBI捜査官が異常生成されて出現したことにより、異常事件課と財団の注意を引くことになりました。

2009年10月1日に行われた、キャンパスの登録情報に対する現地FBI支部異常事件課との合同調査の結果、数多くの学生の記録が重複しているか、既に卒業生のはずか、存在していないはずのものと判明しました。追加の人員が召集され、大学の入学および雇用記録・財政援助や奨学金の適用記録・卒業生を代表して作られた慈善寄付団体を含むように調査範囲が拡張されました。この調査から、以下の不一致が発見されました。

  • キャンパスに存在する学生186名は、いかなるシステムにも登録されていませんでした。186名の学生全員は、学生IDを有する大学のIDカードと公式スケジュールを提示することが出来ました。
  • 管理職員15名のエントリは、明らかに他のスタッフから複製された誤情報を含んでいました。
  • 32名の学生は、別の学生のID番号を重複使用しており、架空の履修科目は合算で100件に上りました。入学して以降、学生のうち12名が使用した学生IDの情報は、異なる時間の異なる重複した科目と合致する情報を含むものでした。どの学生もIDカードを複数所有してはいないと主張し、明白な不一致に関する説明はできませんでした。
  • 2名の教授が雇用記録と登録情報を有していません。 (ファイルエラーが原因と判断され、以降この教授たちは潔白と看做されています)
  • 男女含めて█名の学生が、”ジョシュア・██████・█████”というヒスパニック系黒人男性の大学一年生を自称しています。█████氏を自称する学生は、誰一人としてヒスパニック系黒人男性ではありません。全員が各自の写真を有する学生ID番号とIDカードを有しています。どのカードも偽造や改竄の兆候を示していません。
  • 1399名の学生が、██████大学寮(4階建て、最大収容人数は450名と記載)にある2つの同じ寮の部屋を割り当てられていました。調査のため派遣された財団エージェントは、██████大学寮に関する異常性を報告しませんでした。 注:事案922-0A参照。
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事案922-0A前の██████大学寮。写真は州外の卒業生が提供した。
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事案922-0Aに続き、現地職員が撮影した██████大学寮。

事案922-0A: 財団エージェントによる報告に続き、財団エージェントを自称する他4名の人物が、██████大学寮は存在しなかったと監督者に報告を入れました。これらの人物は事前に知らされた寮の場所を訪れたと主張し、近くの学生は誰も██████大学寮の存在を裏付けることができなかったと報告しました。

監督者から質問を受けた人物のうち2名はエージェント ジョーンズおよびティゾナを自称しました。監督者は彼らのIDとID番号を確認したものの、彼らを調査のために派遣した覚えは無いと主張しました。場所を訪れた職員は、██████大学寮が7階建ての建造物(内部のプラカードは最大収容人数を1500名と記載)として存在しているのをはっきりと特定しました。キャンパスの記録は、寮を引き続き4階建て・最大収容人数450名と記載し続けていました。キャンパスが大学寮に関する記録を更新できるように、これらの記録はコピーが作成され、サイト-305のデータベースにアップロードされました。

事案922-0B: サイト-305にアーカイブされた大学の記録は、キャンパス職員が実際の記録に対して行った変更を反映して幾つかのエントリが変化したのを受け、サイトの外部へ移動されました。

SCP-922に関する更なる情報は現在、レベル5職員、および以下に詳述する情報に既に内々で関与している事前承認を受けた人物に制限されています。

許可無き職員はここがファイルの終了部となります



補遺1: エージェントの割り当てと記録の不一致による複数回の事件を受け、サイト-305の記録および職員の内部監査が、ロサンゼルスの███████にあるサイト-11職員と合同で█年にわたって行われました。監査の完全な内容と目的を内々で把握していたのは、サイト-305管理者のアル=ザルカとサイト-11管理者のヴァルガスのみでした。

  • SCP-922が、直接的または間接的に、以前は存在しなかった人物を異常に創造しているか否かの判断。
  • SCP-922が、前述の人物が知覚される以前から存在していたかのように、地元および連邦政府の記録(国勢調査記録・医療記録・有権者登録・学校の記録など)の改変を付加的に行っているか否かの判断。また、新たに創造された人物を、実際に出現する以前からの地域社会やソーシャルグループの一員として容易に”挿入”できるように、様々な人物の記憶を改変しているか否かの判断 (*2)
  • 改変パターンの結果は明らかに財団の調査試行に応じて成されているという点を踏まえての、SCP-922が知覚力を有しているか否かの判断。
  • SCP-922の影響が、発見前あるいは発見以降、観測された領域を超えて広がっているか否かの判断。

█年間の内部監査の結果、現地職員の数に133~700名の範囲で不一致が見つかりました。78名は、適切な書類と識別情報にも拘らず、不特定多数の職員から財団職員として認知されていなかった事から、異常生成された可能性があるとしてレベル4認可職員によって”マーク”されました。詳細な調査の結果、疑惑から30名が外されました(注記:この30名は適切な書類を有し、サイト外の職員および/または以前の非財団同僚からの言及もありました)。

他に118名がサイト-305に配属された記録を持たず、また20名は財団に雇用された記録がありませんでした。これら138名は、長期にわたって(█年以上)勤務している人物として現地職員に認識・同定されていました。

186名が(追加██名と共に)サイト-██で財団職員によって尋問を受け、誰一人として異常な知識や自称する部署/専門職と矛盾する振る舞いは見せないと判断されました。彼らは誰もSCP-922の完全な影響について認識しておらず、発見前にはお互いに繋がりがありませんでした。

尋問を通して(██日間)、74名の疑惑が払拭されました。これらの人物に関する証拠書類は、友人親戚および/または様々な財団サイトの元同僚からの言及によって確証されました。残る人物は既存の友人や親族に関する情報を提供することができず、暫定的に収容下に置かれました。更なる研究は保留されています。



注:O5評議会 閲覧のみ

資格情報入力:”黒き月は吼えているか?”


  • 最終更新:2016-06-18 22:25:48

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