SCP-660

SCP-660 - Earthen Womb (土の子宮)
©MelWong 2009

Item #: SCP-660

Object Class: Safe

取扱方: SCP-660はその口が不活性のアクリル樹脂円盤で覆われ、開封防止シールで密閉されている限り、サイト19の高価値収容施設内の標準的な鍵の付いた金庫の内部に安全に収容することが可能です。全ての改竄の兆候はレベル2クリアランス以上の職員に報告されなければなりません。SCP-660はレベル3クリアランス以上の職員の文書許可を受けた実験や研究のために借り出すことが出来ます。

概要: SCP-660はおよそ41cm×67cmの高さで開口部の直径が22.6cm、重量が12.4kgである歪な素焼き土器の壺です。しかしSCP-660は他の同等の土器に比べ浸透性が低く、内部が素焼きのままであるにも関わらず水漏れがありません。SCP-660の外部から取られた断片の鉱物学的な解析では、それは25%がボール・クレイ、28%がカオリン、32%が石英、15%が長石で構成されていることが判明し、多くの土器の土の一般的な組成と一致します。

SCP-660の内部は黒い泥と植物が混合した乾いた薄片状のものによってコーティングされているようです。さらなる解析により内部の乾いた物質は、人間の子宮内膜に似た哺乳類の子宮組織であることが判明しました。しかしながら、PCRやSTR技術によるDNAプロファイルでは[削除済]であることが判明しました。

SCP-660は█████、██████における発掘作業の後に初めて財団の注目を集めました。その墓地であるとされる場所の中で、他のありふれた人工遺物とともにそれは発見されました。発掘過程においてSCP-660の口を覆っていた蜜蝋は除去され、その壺の中に収まっていた、およそ妊娠後4ヶ月のミイラ化した人間の胎児が発見されました。その顕著な標本の保存状態は当初、原始的なエンバーミング技術と墓地が発見された泥灰土層に高濃度の塩分の存在のおかげであると考えられていました。しかしながら、実験のためにミイラ化した胎児が取り出されると、[削除済]の後に[削除済]にいた数名の研究員の死を引き起こし、その時点で財団職員がその場所を保護するために到着し、発掘の残りの成果物とともにSCP-660を回収しました。

死亡した███████ ██ ████████博士のノートは、残りの他の人工遺物からSCP-660を分離するための非常に大きな助けとなり、財団の使用のために全てのSCP-660に関するデータが回収された後、生き残った考古学部門の人間にはクラス-A記憶処理が施されました。

SCP-660はその内部に収容された生物組織を、無期限の間保存することができます。さらに、その内部に入れられたサンプルは最大でそれが内部から取り出されるまで、その生存能力を維持します。動物の被験体から取り出された臓器による実験では、通常の移植互換ガイダンスに従わなくとも、実際にSCP-660が移植のため無期限の間臓器を保存することができることが明らかになりました。しかしながら保存されていた臓器から取られた細胞培養の詳細な調査では、異常なほど高い細胞複製率が示され、塗布検査では数個のサンプルが前がん状態にあることが判明しました。



人間の関与したSCP-660の実験の記録

研究所レポート660-A
サンプルの状態: クラスD被験者の死体の左ももより皮膚の組織片が取られた。献体者は予定された終了の前に全ての面において健康であった。
サンプルの使用: 組織サンプルはSCP-660に2ヶ月間置かれた。
結果: 毎日の細胞診ではサンプルの生存が示された。組織片から取られた細胞サンプルが試験管内で培養され、前がん状態及びがん細胞への成長傾向が示された。

研究所レポート660-B
サンプルの状態: 別のラスD被験者の死体の左ももより皮膚の組織片が取られた。献体者は、通常通り、予定された終了の前に全ての面において健康であった。
サンプルの使用: 組織サンプルはSCP-660に2ヶ月間置かれ、次に火傷治療プロトコルに従い、志願したII度及びIII度の火傷を受けたクラスD被験者の胴体に移植された。受容者は[削除済]において深刻な火傷を負い、医療介入をしなければ彼の死はほぼ確定的であったため、非常に適した移植候補であると考えられていた。
結果: 組織移植は合併症を起こさずに行われ、治癒の通常の段階である付着、血清抑制、血管再生を経た。しかしながら、多くの深刻な火傷の症例と同じく、傷つけられた皮膚防壁は感染症、最終的には致死性の敗血症性ショックを導いた。死後の細胞診と解析ではもし受容者が生き残っていれば、皮膚移植は完全に組織構造と機能を戻していただろうことが示された。

研究所レポート660-C
サンプルの状態: 肘から下を外傷により切断され消失した右腕
サンプルの使用: クラスD職員はSCP-███の関連する事件において重傷を負った。クリーンアップ任務の一貫として失われた腕が回収された。被験者は深刻な血管損害に関連する他の怪我のために、即座の再付着手術には耐えることができなかったであろうと考えられる。組織の生存能力を保護する目的に賭けて、切断された腕がSCP-660に保管された。
結果: 15時間に及ぶ手術/顕微手術の後に、右腕は元の所有者に再付着することに成功した。深刻な組織裂離と初期の怪我において持続した神経系への損傷のために予後診断は悲観的なものであったが、被験者は右腕の指に感覚が戻ったことを報告した。細胞診では前がん状態細胞の成長がほとんどなかったため、██████博士は以前の細胞培養の汚染を疑った。移植は(暫定的に)成功したと見なされた。クラスD被験者はリハビリ治療に残り、現在まで調査結果が完全なものとなるまで無期限に彼の終了日時は延期されている。

補遺: 悪性転換のテラトーマのあったクラスD被験者███-Dの突然の死のため、人間に対する全てのSCP-660の実験は延期されています。私はかつて胎児内胎児を見たことがあるが、死後検死をしている最中に私の探り針をつかもうとするようなものは見たことがなかった。 - ██████博士

  • 最終更新:2016-09-25 22:13:06

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