SCP-535

beaker.jpg
ラジオ放送と接続した後、活性化したSCP-535-1で満たされたSCP-535

SCP-535 - Communicative Beaker (通信ビーカー)

Item #: SCP-535

Object Class: Euclid

取扱方:
SCP-535はサイト-██に存在する厳重保管室にて収容しなければなりません。標準的な爆発、生化学、ミーム的攻撃からの積極的防衛手段が、標準業務手順に従って常に所定の位置に準備されていなければなりません。SCP-535自体は、独自の収容ユニットである、防音加工の施された鉛内張りの、寸法が4m×4m×4mである、厚さが全ての点で5cmを下回らない鋼製の箱の中に配置されます。SCP-535は、箱の中央に配置されるように収容ユニット内の台座に固定されています。ミーム的なSCPオブジェクトはSCP-535に接触させてはいけません。液体は制御下にある実験の場合を除いてSCP-535と接触することはありません。これを容易にするために、収容ユニットは固く閉ざされ、予備の除湿装置を取り付ける必要があります。SCP-535は制御下にある実験の場合を除いて直接触れるべきではありません。SCP-535に触れる必要が生じた場合、レベル3クリアランス以上の担当者が、すぐ近くに他の職員がいない状況で、SCP-535の周囲1m以内に侵入しないよう機械的な装置を用いて行う必要があります。

概要:
SCP-535は、ホウケイ酸ガラス製の一般的な250ml実験室ビーカーのように見えます。これは、アメリカ合衆国の██████████にある、放棄された貯蔵施設より回収されました。SCP-535の起源は、██████████コーポレーションによって所有されている、████████████に存在するガラス製品工場であることが調査で判明しています。SCP-535が製造されたということを除いて、異常な活動の証拠は前述の関連企業および工場からは発見されませんでした。

SCP-535の内面に触れた全ての液体は、すぐさまSCP-535-1として指定された、淡く半透明な粘度が1.511cP(水銀とほぼ同一の粘度)の液体に変化します。他の形態の物質は影響を受けません。SCP-535の成分を分析したところ、約36%は水で構成されていることが判明しました。しかし、残りの64%は14のこれまで発見されていない未知の物質を含有しています。これは人間による消費に(SCP-535の非化学的な効果を無視すれば)適しており、目に見える反応を生じません。SCP-535-1がSCP-535の外部に注がれ、固体または液体の表面に触れると、識別可能な痕跡を残さず即座に蒸発します。

様々な形式の情報記憶装置または発信された波がSCP-535-1の周囲1m以内に侵入すると、SCP-535-1は「活性化」し、ソースの性質に応じて色を変化させます。以下のような色が観測されています。

  • 赤 - 全てのデジタルメディア(コンピュータ、コンパクトディスクなど)
  • オレンジ - ラジオ電波
  • 黄 - 音波
  • ライムグリーン - 写真用フィルム
  • 青 - 文章または物理的なビジュアルイメージ(青の正確な色相は、文章または画像が転写されている媒体に応じて変化することが確認されている)
  • 紫 - 磁気テープ
  • 白 - 人間の脳
  • 黒 - [データ削除済]

活性化したSCP-535-1の分析は、不活性状態にあるSCP-535-1と化学的に同一であることを示しました。

SCP-535-1は、周囲からの情報を"吸収"しているように見えます。活性化したSCP-535-1は、SCP-535より外部に注がれた場合、着水した箇所に対して自分の保持しているデータを互換性のあるいくつかの方法によって"送信"します。例えば、活性化したSCP-535-1をコンピュータに接触させたに別のコンピュータに注いだ場合、最初のコンピュータの情報は2番目のコンピュータにコピーされます。この時にもし活性化したSCP-535-1を任意の非デジタル端末に注いだ場合、効果は現れません。いずれの状況においてもSCP-535-1は蒸発し、消失します。SCP-535-1の量は利用に影響を与えないようで、データの複数"送信"はSCP-535の内容物を保存することによって行うことが可能です。最初にSCP-535-1を活性化させたデバイスに、活性化したSCP-535-1を注ぐことは効果がありません。

SCP-535-1を活性化させることのできる様々な種類の電磁波は、SCP-535-1が注がれた物体に関係なく周囲に向けて再送信されます。

物理的な文章と画像は、SCP-535-1を注いだ領域内にある任意の固体表面上に転写されます。デジタル画面に表示されている文章は印刷物よりもデジタルメディアとして扱われることに注意してください。これは常に文章が元々書かれていたものと同じ媒体になされます。文章はSCP-535-1の接触した範囲内に収まるように縮小されることに加え、SCP-535が小さいために大抵の場合利用できるSCP-535-1の量が比較的少なくなってしまうので、大量の文章を転写しようとした場合通常は読むことができません。

生きている人間がSCP-535-1の範囲内に侵入すると、SCP-535-1は白く変色します。しかし、人間の記憶や思考は他の情報と同じような効率では再送信されません。他者に対して活性化した白色のSCP-535-1を注ぐことは、どのような効果をもたらすか全く予想できません。良性の反応としては、対象は軽微な事実や記憶を取得しています。しかしながら、遥かに多い通常の反応としては、統合失調症、解離性同一性障害、重度の不安や一般的な幻覚に限らない様々な精神的な病気を引き起こしています。また分裂言語症は一般的な効果として引き起こされます。最も極端な例としては、昏睡状態に陥り、続いて死亡する場合もあります。これまでのところ、活性化した白色のSCP-535-1の潜在的な影響に関してパターンを発見することはできていません。注意を重ねた更なる実験が承認されています。

他の存在の精神的な内容は、[データ削除済]によって引き起こされた[データ削除済]を除いてはSCP-535-1に影響を及ぼしません。

補遺:
██████████博士は、SCP-535の複製を行う特性を使用して、財団にとって価値のある物質を物理的な媒体において再現することを提案しています。この提案はO5-2によって承認されており、予備実験を行うことが予定されています。

  • 最終更新:2016-09-18 16:35:17

このWIKIを編集するにはパスワード入力が必要です

認証パスワード