SCP-435

SCP-435 - “He-Who-Made-Dark”(『かの闇を作りし者』)
© sandrewswann 2011

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SCP-435-1
Item #: SCP-435

Object Class: Keter

取扱方:
SCP-435-1は確保貯蔵施設内に留め置くものとしますが、そこでは定常的に最低でも1000luxの照明でSCP-435-1を照らします。照明には並列し独立した予備の発電機とバッテリーを少なくとも三系統備えた電力供給機をしつらえなくてはいけません。照明システムが万全であるかについてのテストは毎日執り行うものとします。加えて、SCP-435-1移送能力をもつ二つの起動部隊が偶発事態435-XK-アルファ(Contingency 435-XK-Alpha)があったときのために待機しているようにします。その他には特別な防衛的手続はSCP-435-1についての試験やテストには必要ではありませんが、SCP-435-1についての研究を執り行ってよいのはO5より書面による承認がある場合のみです。

地上では、SCP-435-2より50kmの範囲に保安境界をとるようにしてください。SCP-435-2周辺の空中には125kmの飛行禁止区域を維持してください。少なくとも二機の航空機と一台の地上移動局で常時SCP-435-2の大きさと位置を監視してください。SCP-435-2の成長、もしくは90秒を越える期間にわたるSCP-435-1と相関する何らかの動きが監視により発見されるようなことがあったなら、観測チームは偶発事態435-XK-アルファを発令してください。どの職員もSCP-435-2から100メートル以内には近付いてはならず、財団の保安チームにはそのような接触を妨げるためならどんな行動もとってよいという権限が与えられています。O5よりの明示的な指示なしにSCP-435-2についての研究やテストが許可されることはありません。

概要:
SCP-435-1は第III型鉄隕石であり重量はおよそ██,███kg、顕著な風化を見せています。分光および化学的分析をしたところその組成は99%以上が鉄ですが、通常の密度の鉄では測定重量の██%にしかなりません。年代は定まっていませんが、風化具合の分析より示唆されるところでは少なくとも██,███年は大気に曝されてきたものです。

SCP-435-2は不規則な形の客体で現在のおおよその大きさは15m×12m×48mです。SCP-435-2は可視スペクトル内ではいささかぼやけて見えますが、様々なスペクトルについてコンピュータ処理して質を向上させた画像をみると長軸中心に三回対称である複雑な構造をとっているとわかります。軸から伸びているのは管状の構造であり、(殊にコウイカ目の頭足動物の)生体組織、および高階フラクタルの数学的モデルの二つと特徴を共有するものです。この構造はSCP-435-2が静止しているときでも波打つような動きを見せます。SCP-435-2は質量や慣性を持たないようであり、ただ通過する光を反射するがゆえに目に見えるものであるらしく、そして[データ削除]ゆえに様々な強度のチェレンコフ放射が結果します。質量を持った物体がSCP-435-2と接触に至ったら即刻まったくエネルギーを失うことなくSCP-435-2から遠ざかるように速度と方向を変化させられます。これは高階次元空間を通じた反射により生じることであると見受けられます。影響を受けた物質が固相にある場合には、この反射により位相の変化が引き起こされることになり、反転(裏返しになる)、反射(物理的構造のすべてあるいは一部が鏡映しになる)、あるいは[データ削除]のいずれか、それから高水準のガンマ線放射が結果します。

この特徴ゆえに、現在財団が取り得る手段でSCP-435-2に直接影響を与えることは現在不可能です。しかし、SCP-435-1を移動することで間接的にこれを移動させることはできます。SCP-435-2は、SCP-435-1が十分に照明されている限りは、SCP-435-1に対し一定の相対位置を維持します。(SCP-435-2の現在の位置はSCP-435-1から北西に███km、地平線から測って上方に角度██°のところ、つまりおよそ海面より████mのところになります)SCP-435-1を動かせばSCP-435-2はそれに比例した量移動し、一定の距離と方位を維持します。

もしSCP-435-1が8.3µsを越える時間にわたり十分に照明されていなかったら、SCP-435-2の振舞いは変化することになります。SCP-435-2は活性状態に入り、SCP-435-1を周回するでたらめで不規則な移動を開始します。SCP-435-1からの平均距離は増加し、SCP-435-2の見掛け上の大きさも増大します。距離と大きさ双方は時間経過に伴い等比的割合で増加するようであり、どちらも減少するところは観察されていません。この振舞いはSCP-435-1が再び十分に照明されれば停止し、その時点でSCP-435-2はその瞬間の位置がどうであれ運動を停止し、そこに留まってSCP-435-1との相対位置を固定します。この作用の閾値は500luxから650luxの間にあるものと現在見られており、また、どうやらこの閾値はSCP-435-2が活性状態に入るたびにおよそ██%増大するようだと見られています。

SCP-435-2が普通の物質と相互作用を持つことになるので、活性状態は極めて危険であると考えられます。大量の空気中を500m/sを越える速度で通過すれば放射線レベルが劇的に増大することになり、また、もしSCP-435-2が水なりなにか地上の物質なりと交叉することともなれば[データ削除]。90秒以上続く活性状態は潜在的XKクラス世界終了シナリオを成立させるものであり、偶発事態435-XK-アルファの発令が必要になります。

付記1:SCP-435回収覚書

SCP-435回収覚書


付記2:195█年2月に合衆国陸軍工兵隊により█████島から疎開させられた村の長老の一人に対し行ったインタビュー

インタビューI-435-235


  • 最終更新:2016-06-28 21:21:22

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