SCP-428

SCP-428 - The Crowd (群衆)
© DrScooter 2012

Item #: SCP-428

Object Class: Euclid

取扱方:
SCP-428は5メートル×5メートル×5メートルの個室に収容されています。収容室の壁は30,000ボルトの電流が流れることになっています。収容室に入るにはエアロックされた通路を通り、SCP-428との接触は2人の武装警備員の護衛下かつレベル3以下の研究員のみに制限されています。職員は常時SCP-428から最低2メートル離れなければなりません。研究下にない時は、2人の武装警備員が常時当番に立つことになっています。

SCP-428の効果のため、全てのDクラス職員は、逃亡の可能性や財団の警備に対する脅威がないと考えられる技術と低いIQを持った者に篩い分けられます(補遺 428-Aを参照のこと)。任期終了したDクラス職員1名が月に一度SCP-428を鎮静化させるために提供されていますが、しかしながらこのことは収容空間の増加か、将来SCP-428を無力化させる問題の解決のどちらかを必要とするようになるでしょう。

概要:
SCP-428は外観上は群がった人の集まりです。██/12/20現在14人から構成されています。円形に群がっている間、SCP-428は"休眠"状態と考えられています。この状態では、群衆は穏やかに揺れ動いており、ブツブツ言っているのが聞き取れます。更なる検査より、(肌を残して、臓器、骨、筋肉、流体といった)生物学的な内部構造は各個人から取り除かれ、未知の物質と入れ替えられていました。この未知の物質は、臍の緒に似た肉の紐群衆とつながった群衆中央部に位置する不定形の塊と同じものです。

中央の塊から2メートル以内に人が来ない限り、群衆はこの塊から動こうとしません。この時群衆は"攻撃"状態にうつるでしょう。その人物に一番近いSCP-428の"人々"は、捕まえて群衆の中央へと引き込もうとします。10秒以上接触した後、その人物はSCP-428の新たなメンバーになります。彼らの内部構造は取り外され、他のメンバーと同じ材料に入れ替えられます。見込みある犠牲者が逃亡したならば、SCP-428はその犠牲者、あるいは新たな犠牲者を活発に探します。この時接近した全ての人間を吸収しようとします。全ての人々が吸収され、彼らが群衆のメンバーと化した時、SCP-428は"休眠"状態に戻ります。

もしSCP-428が最大1か月人間を吸収しなければ、再び活発に犠牲者を探しだすでしょう。様々な手段を使ってこれを行います。これには吸収した人間が以前に習得していた技術を使用することも含みます。また、吸収する距離へと人々を誘い込む精神的な戦略も使用します。補遺 428-Aを参照のこと

SCP-428の群集に付けられた傷は瞬く間に癒え、その動きを邪魔する事はありません。SCP-428は強い回復力を持つことが証明されました。例えば、群衆の一員の脚への射撃は弾丸は撃ちこまれるでしょうが、個人の動きには何ら影響を与えず、ずっと染み出ている中身越しに、穴は数日で閉じるでしょう。しかしながら、SCP-428の中心の物体に付けられた傷は群衆に多大なる痛みを引き起こします。そして群衆は見た限りでは苦痛で倒れ込み、SCP-428はその身を守るために群衆を利用して傷の原因から逃げます。この事はSCP-428を収容するのに用いられました。SCP-428と群衆の繋がりが切断されるならば、全ての開口部からその中身を排出するでしょう。サンプルは現在研究中で、残りは焼却処分されました。

注意: SCP-428は集団意識を持ちます。そのため、かなりの大きさの群集に期待されうる運動に対する障害がありません。比較的短時間でかなりの距離動くことができます。走る速さが最も遅いメンバーの速さに制限されるのみです。SCP-428は吸収した人間の記憶、技術、才能のいくつかを維持しているようで、更なる吸収を行うのにこれを使う意思があります。

補遺 428-A: ██/██/██、現在の収容手順が定まる前、SCP-428は群衆の一員からヘアピンとベルトのバックルを使い個室の鍵をどうにかして開けました。それから、ドアの前に崩れるように座った女性を置いて大きくすすり泣かせました。SCP-428の特性を知らなかった研究者████████が女性に接近し、残りのメンバーに不意打ちで捕まりました。SCP-428は研究者████████を代表にして施設の中を動き始め、収容違反から防御態勢を取りSCP-428が再収容される前に█人の犠牲者をだしました。

研究者のコメント: 諸君、これらの犠牲者はどこにも居なくなり、彼らは今やSCP-428である。それがたとえ何かを言ったりおこなったりしたとしても、それはもはや諸君の同僚でも友人でもないのだ。この事を忘れなければ、諸君の命を救う事が出来るだろう。

  • 最終更新:2016-06-28 21:17:33

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