SCP-2948

SCP-2948-medium.jpg
SCP-2948(第1回バージョン)。
SCP-2948 - Repeating Bomb (繰り返し爆弾)
© 699783 2015

Item #:SCP-2948

Object Class: Safe

取扱方: SCP-2948は現在、エリア-100の断熱・防音・気密性で不透明なファラデーケージの内部に封入されています。

概要: SCP-2948は現時点ではインプロージョン型ウラン爆弾であり、起爆時に自身をより大きな爆発力を持つ、より大型の爆弾へと置換する能力を有しています。SCP-2948が自身を置き換えるサイズは、各バージョン間で37.6%という指数関数的な成長率で拡大します。SCP-2948の爆発力はその物理的成長に合わせて増大します。SCP-2948の爆発メカニズムとトリガーは各バージョンで変化しますが、1946年の技術と正確に合致する基本的な核技術を保持し続けます (*1)。SCP-2948の現在のバージョン (*2)が起爆した場合、およそ1.09ペタジュール (*3)のエネルギーが解放されることになります。

SCP-2948は現在、5日間の時限性トリガーを装備しており、それとは無関係な追加トリガーも6種類あると判明しています ― それぞれ、約-5℃~25℃の範囲外の温度、40デシベル以上の騒音レベル、240ルクスを超える周辺照明への曝露、0.5アンペアを超える電流、2000N以上の力を掛ける行為、そして70ppm以上の一酸化炭素への曝露に反応して起爆します。SCP-2948は各爆発後の30.1時間で追加トリガーを再装備します。SCP-2948を武装解除することの困難さから、時限性トリガーのみが直接的に無効化されています。追加トリガーは、途中でSCP-2948を起爆せずに解除することが不可能でした。

SCP-2948は、1944年~1946年の間に行われたマンハッタン計画およびクロスロード作戦の最中、パスリー・マディソン博士率いるチームによってアメリカ政府のために設計されました。SCP-2948は、爆弾のコアとして使用するためのより効率的かつ達成可能な核分裂性物質を開発しようという試みによって、実験的燃料原子炉のメルトダウンが発生した事案の後に作製されました。溶融地点からは、それ以前には存在の知られていなかったウランの同位体(現在ウラン240として知られる)が約60kg回収されました。この新素材は、爆発物として適切であると判断されて間もなく、SCP-2948に使用されました。

SCP-2948は、1946年にビキニ岩礁で行われた原子爆弾”エイブル”および”ベーカー”の核実験と共に、実験名”ドッグ”の名の下で問題なく起爆されました。事前の爆発による残骸や掻き乱された水によってSCP-2948の自己再生は観察されず、結果的に水中で再び起爆する5日後まで放置されていました。アメリカ政府は前例のない爆発の調査を開始し、SCP-2948を回収した後に財団へと連絡を入れました。SCP-2948は公式記録から抹消され、報道記者27名がクラスC記憶処理を受けました。

補遺SCP-2948-A: 197█/██/██、マディソン博士が放射線中毒の症状を示してネバダ州████████の██████ ████病院に入院したことが判明しました。調査の結果、██████砂漠の巨大な倉庫から、約12個の核弾頭を製作するのに十分な量の部品および素材が発見されました。これらの部品のうち幾つかは様々な度合の構築または劣化を示していました。4機の小型原子炉も発見され、うち3機は意図的にメルトダウンを起こして素材を剥ぎ取った後でした。現時点ではマディソン博士がどのようにこれほど大量の核物質を獲得できたのかは不明ですが、1949年に引退して間もなく、彼はこれらの大部分を違法に買い取ったと考えられます。倉庫から回収されたウラン240は僅か4kgでした。

倉庫からは110冊の続き番号が振られたノートも回収されました。これらのノートには覚え書き・回路図・マディソン博士の筆跡と一致する手書きのエッセイが記されていました。エッセイには、SCP-2948の繰り返し特性を他の弾頭で再現しようとするマディソン博士の試みと、世界平和を確実にするためSCP-2948実例群を世界の大国へと分散する旨を記した声明の広範な草稿が交互に記されていました。マディソン博士は、もしある国が別の国を爆撃した場合、被爆国が保有している繰り返し爆弾も同様に起爆し、最終的に世界は指数関数的に成長する一連の爆発によって破壊されると確信していました。ノートの後半部の数冊は、マンハッタン計画中に意図せず発生した事案の際と同程度の効率性でウラン240を開発できないことへのマディソン博士の欲求不満を示しています。

マディソン博士のノートは後半へ近付くにつれてますます判読しづらく、反復的な内容になります。入院後間もなく、マディソン博士は後期アルツハイマー病に起因する認知症と診断されました。マディソン博士に記憶処理薬を投与するのは現実的ではないと判断され、倫理委員会の要請に応じて、博士は治療のためサイト-17へ入院させられました。

  • 最終更新:2016-06-26 18:31:26

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