SCP-2904

SCP-2904 - Temporary Immortals (束の間の不死者たち)
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[文書保管係による注: デジタルストレージに転写されたオリジナルの文書には、このページの上部に“手紙から始めろ”と読み手に指示する手書きの注釈が存在しました。これはここで閲覧できる文書2904-Aを指しています:

文書2904-A

scp2904ball.png
SCP-2904

Item #: SCP-2904

Object Class: Safe

取扱方: 使用を要請された時を除き、SCP-2904は常時Site-19の深シグマ保管室に収容されます。件の保管室外では、交代要員名簿から無作為に選ばれた保安人員を最低でも3人伴わなければなりません。

機動部隊パイ-20の隊員が任務として要請された場合を除き、SCP-2904を素手で扱ってはいけません。詳細については以下を参照してください(レベル3/2904およびレベル4機密)。保管室内にある場合を含め、使用の最中以外は備え付けの厳重保管輸送容器に収容されたままにしなければなりません。

SCP-2904のさらなる試験はすべて1988/10/20付のO5評議会の命令により禁止されています。以前に作成されたSPC-2904-1実体に関する試験は標準的な研究請求手順により利用可能になるでしょう。

概要: SCP-2904は4.982センチメートルの長半径を持つ扁球です。タングステン2.3%、鉄0.6%、炭素0.4%、未確認のエキゾチック物質0.3%を含むオスミウム合金でできています。質量は10.075±0.347キログラムです。SCP-2904の測定質量におけるこの変動は、月の恒星時による公転周期(27.3日)を変数にとる正弦関数に沿って変化しているためです。月が地球から見て銀河の中心に直列しているときに最も重くなります。オブジェクトと月の関連性およびその有無はこれまでのところ未確定です。

SCP-2904の極の1つには3ミリメートルの深さのへこみあるいはくぼみがあります。1ミリメートルの深さの溝あるいは連続したくぼみがこのくぼみから発し、オブジェクトの表面で複雑な経路を描きます。この溝は、交差およびループを持たず、くぼみに溝が接続するのは1点のみであるにもかかわらず、始点と終点が極のくぼみになるという異常な性質を有しています。これはSCP-2904が3次元空間に貫入した高次元のオブジェクトであることを含意します。

SCP-2904の主要な異常効果は、生命のある実体がオブジェクトに直接接触し、極のへこみからへこみまで表面の溝を完全にたどることで活性化します。この手順を実行した人間は、完了直後から数秒経過するまでの間、オブジェクトが触るのに苦痛なぐらい熱くなり、心臓のように脈打つか鼓動すると報告します。熱と脈動は急激に衰える前に、報告者の全身に拡大します。これまでのところ、観測機器はオブジェクトと暴露された人物の双方において、この感覚を構成する温度またはサイズの変動を検出できていません。SCP-2904が活性化されたときに直接接触していたすべての実体は、オブジェクトの異常な効果に暴露します(以降SCP-2094-1と呼称)。

SCP-2904-1実例は以下の性質を示します:

  • 加齢の停止。最初期の実例は60年以上前(2005年現在)に暴露され、以降健康状態や肉体の状態に有意な変化がありません。
  • 低レベルな再生能力の獲得。試験において小規模な(3センチメートル長、深さ1センチメートル)切創はおよそ3日で傷跡を残さず完全に治癒し、切断された肢は約8カ月で完全に再生し、機能することが示されました。
  • 毒物と疾病に対する強化された抵抗力。
  • 飲食を必要としないが、空気は必要。
  • 前向性健忘に類似した記憶障害。しかしながら大半の前向性健忘と異なり、手続き記憶と宣言的記憶の双方が障害されます。SCP-2904-1実例は新規に記憶を保持することも、条件付けにより学習することもできません。
  • ミーム災害、認知災害および類似の現象の多くに対する顕著な抵抗性あるいは完全な免疫。

これらの変化は、以前考えられていたような改変された生物学的特性によるものではなく、反因果的効果により引き起こされます。SCP-2904-1実例が肉体的、あるいは精神的に変化した際は常に、暴露の時点の状態に戻されます。解明不十分な理由により、精神の巻き戻しは身体的巻き戻しと比較してかなり小さいタイムスケールにおいて行われます。393秒以上新しい情報を保持できたSCP-2904-1実例は記録されていません。

SCP-2904-1実例は、同種の実体を殺害するような大概の手段によって未だ殺害可能であることは留意すべきです。巻き戻し効果は死後も継続します。十分な時間が経過したのち、生命反応が戻ります。しかしながら、このようにして死んで蘇生した全SCP-2904-1実例はそれ以降、覚醒することのない昏睡状態にとどまっています。

発見: SCP-2904は1953年にジャンムー・カシミール州、スカルドゥのおよそ██キロメートル北にある発掘現場から発見されました。この場所はSCP-1726により、この場所がダエーワにとって重要であるという情報が得られた後に発掘されました。この発掘現場は他の場所と違い、予想されたダエーワの文化遺物と同様にダエーワではない居住者の痕跡を含んでいました。

SCP-2904は発見された遺物の中心的集中地点から300メートル離れた、半ば崩壊した地下室から発見されました。オブジェクトは緻密に細工の施された石、激しく腐食した銅の断片、酸化鉄の残留物からなるがれきに埋まっていました。SCP-2904の近辺で見つかった遺物は典型的なダエーワのものと様式において明確に異なり、非ダエーワの起源をもつものと考えられています。

実験記録2904-2


補遺2904-1 機密情報 3/2904または4


補遺2904-2 機密情報 3/2904または4


補遺2904-3 機密情報 3/2904または4


  • 最終更新:2016-09-23 14:57:52

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