SCP-2863

SCP-2863 - がしゃどくろ (*1)(がしゃどくろ)
© Dr Solo 2016

Item #: SCP-2863

Object Class: Keter

取扱方: SCP-2863実例の一時的な性質が原因で、長期的な収容は機能的に不可能です。SCP-2863実例が野外で目撃された場合は機動部隊オミクロン-3が出動し、超高輝度投光照明を使用することによって無力化します。SCP-2863に接触した民間人にはクラスA記憶処理をして解放します。

概要: SCP-2863は、日本の国境線内部に出現する、巨大な(約30m)人間の骨格に似た霊的実体の集団を指します。SCP-2863実例の正確な総数は判明していませんが、少なくとも206体が個別に記録されています (*2)

SCP-2863実例は日没後のみ出現し、約1.1ルクス以上の光を浴びると物理形態を喪失します。これがどのように発生しているのかは現在も理解されていません。この形式での実例の消失は一時的であり、無力化後の夜にも目撃されています。おそらくこの現象の副作用によって、SCP-2863は既知のどのような手段でも撮影できません。これらの現象の性質とつながりについての研究が進められています。

彼らの行動は人間を捕らえて捕食することのみで成り立っているため、SCP-2863実例に知性があるかどうかは分かっていません。SCP-2863実例は非常に静かに移動できますが、出現する時は一般的に、よく「かたかた」と表現される音が先行します。静粛さ、大きさ、そして非常に暗いエリアに出現する傾向のため、SCP-2863は簡単かつ迅速に徒歩の人間を捕まえることができます。人間を捕らえたSCP-2863実例は、犠牲者の頭部を噛み切って口の中に血を流し込みます。この血液は、明らかに消化メカニズムが欠如しているにもかかわらず、SCP-2863の骨に吸収されます。SCP-2863実例は接触行動を妨害する者に対して極めて敵対的です。

都市開発と財団の監視の増加により、SCP-2863実例による死者は2008/10/31以降は記録されていません。

SCP-2863の監視と制御は、かつてはIJAMEA (*3)によって、当機関が解散するまで行われていました。一部のIJAMEAエージェントは財団による管理措置の構築を支援するために派遣され、完全な財団の従業員として勤務し続けました。現在、SCP-2863はMTF-03によって無事に制御されています。

以下は、SCP-2863に該当する実体についての、IJAMEAの要約記録を翻訳し転写したものです。

がしゃどくろは大日本帝国の全域 (*4)に生息する邪悪な妖怪の一種族である。彼らは夜間、暗闇の中から出現し、人間の血液を求める。従来の兵器はがしゃどくろに対して完全に無効果であり、彼らは朝の日差し、または人間が作り出す明るい光でのみ追放できる。

がしゃどくろは大量死、何百人もの濃縮された苦しみから生まれる。がしゃどくろはいずれ薄れて消え去るが、誕生から何世紀もの間、彼らの悲しみが色褪せて薄れるまで残り続ける。この流れを早める方法は存在しない。大日本帝国異常事例調査局は現在、203体 (*5)の別々のがしゃどくろを特定している。

神道の儀式 (*6)がしゃどくろを追放できるが、永久に滅ぼす方法は無い。

数多くの試みにも関わらず、意思疎通は失敗に終わり、がしゃどくろは妖怪大隊 (*7)へ組み入れるには余りにも敵対的であることが証明された。

IJAMEAは今後もがしゃどくろを帝国の制御下に置く試行を続けるが、戦況はより遅く、困難なものとなり、数多くの者が命を落としている。日本がこの道を進み続けるならば、数を増やして単なる迷惑以上の存在となる前に、がしゃどくろは抑制されねばならない。

IJAMEA資産を財団が引き継いで以来、以下に詳述するSCP-2863の追加3体が記録されています。

SCP-2863-204は1938年1月、中国・南京 (*8)の近くに最初に出現したと考えられています。この個体は推定身長35mと際立って大柄であり、骨盤、頭蓋骨、肋骨の重篤な損傷で見分けられます。理由は不明ですが、IJAMEAは中国人による最初の目撃情報が寄せられてからの7年間、SCP-2863-204の既知の文書記録を残していません。個体は1946年に財団によって記録されました。

SCP-2863-205は1954年、福岡市から南東に数km離れた場所で記録されましたが、このエリアでの未確認目撃情報は1946年まで遡ります。この個体は骨格全体の深刻な熱傷によって見分けられ、低レベルのガンマ線を放出しています。

SCP-2863-206は2011年3月15日、日本の東北地域から東に40m離れた沖合に最初に出現しました。この個体は歯の完全な欠落と、頭蓋後部の重大な損傷で見分けられます。個体は仙台市に接近し、街の灯りに自ら曝露したことによって無力化しました (*9)。この個体は最初の出現以来3回、いずれも沖合で目撃されています。

  • 最終更新:2016-11-03 13:20:17

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