SCP-2667

SCP-2667 - The Sightseers of Provence (プロヴァンスの観光客たち)
© feathersnake 2016
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SCP-2667-2の写真

Item #: SCP-2667

Object Class: Safe

取扱方: SCP-2667への一般市民の入場は防止されなければいけません。財団研究者は現地に恒久的な駐留基地を確立し、該当する場所を確認するために警報およびカメラシステムを設置します。警告サインと、“近隣の崖が不安定であり危険なため、現地への侵入者は警察が護送する”というカバーストーリーが導入されています。警官に扮した財団の武装警備員が最低6名、常に駐留基地に滞在し、SCP-2667への民間人のアクセスを防止する任務を果たします。

SCP-2667-1から-9までの全ての会話は研究チームによって記録されなければいけません。SCP-2667-1から-9に何らかの変化または動きの兆候が見られた場合は、サイト管理者へ報告しなければいけません。SCP-2667-1から-9に類似する特性を示すオブジェクトが他の場所で発見された場合は、可能な限り早急にサイト管理者へ通知してください。

概要: SCP-2667はフランスの████████から12kmの地点にある彫像庭園です。敷地の形状は正方形で、低い砂岩の壁で囲まれており、面積12ヘクタールです。庭園内には多様な植物種が植えられており、また近隣に生えている雑草の侵食も受けています。SCP-2667はやや荒廃した状態にあり、導入されているスプリンクラーなどの散水システムは機能しません。

庭園の各所には、SCP-2667-1から-9と指定されている彫像群が散在しています。これらの像の身長は155~178cmの間で様々であり、赤色粘土で構成されています。また、SCP-2667-10と指定されている、3つの破片に分かれた彫像が庭園の入口付近に横たわっています。彫像群はリラックスした姿勢の若い女性を象ったもので、眼が無いことを除けば完全な顔の特徴が彫り込まれています。SCP-2667-1から-4は南に見える海岸に、SCP-2667-5から-9は庭園の入り口に顔を向けた状態で配置されています。

毎日13:04から14:48(協定世界時+1)にかけて、SCP-2667-1から-9は活性化します。活性化中、彫像の10m以内にいる人間は、彫像の方向から来ていると思しき声を聞き取ることが可能になります。電子記録機器はこの影響を受けず、声は物理的障壁や対象者の耳を覆うことによって遮断することができません。これらの声は、聴取者の母語やフランス語にどれだけ堪能かに全く関わらず、常にフランス語で会話しています。

インタビューSCP-2667-C、2013/██/██ (ゴーティエ博士により転写・翻訳済)
<記録開始、13:27>

SCP-2667-2: こんにちは! ここは何てステキな惑星なのかしら!

ゴーティエ博士: こんにちは。もし差支えなければ、貴方に幾つか質問をさせていただきたい。

SCP-2667-2: 構いませんわ。

ゴーティエ博士: 有難う。何とお呼びすれば宜しいですかな?

SCP-2667-2: ガイドさんから、貴方がたの言語の名前リストを頂いてますの。もう一度見返させてください。

[数秒が経過]

SCP-2667-2: それじゃ、マーゴットと呼んでくださいな。私はこの名前が好みですわ。

ゴーティエ博士: では、マーゴット。貴方はどれだけ長くここにいるのですか?

SCP-2667-2: ええと、私たちの船がここに到着したのが24分前で、地表面に降りる前の最初の1分はガイドさんから貴方がたの言語について学んでいました。ですから私はここに23分間いることになります。

ゴーティエ博士: 船ですって? 貴方がたの船は何処から来たのですか?

SCP-2667-2: 私たち、[不明瞭]で乗船して、これまで他に4つの惑星を訪れましたの。最後の惑星は[不明瞭]。あら、ちょっとお待ちになってくださいね。

[数秒が経過]

SCP-2667-2: すみません、ガイドさんが、ツアーについて貴方に話すべきではないと言うんです。申し訳ありません。

ゴーティエ博士: 構いません。ガイドの方とお話しさせて頂けますかな?

SCP-2667-2: 聞いてきます。

[数秒が経過]

SCP-2667-2: 彼女、次回のツアーでここに来た時に貴方と話すそうです。だいたい24時間後ですから、その時にお話しできるでしょう。あら。失礼、私の[不明瞭]がこのプラットフォームを使いたがってます。あなたとお話しできて楽しかったわ!

<記録終了>
インタビューSCP-2667-D, 2013/██/██ (ゴーティエ博士により転写・翻訳済)
<記録開始、13:05>

ゴーティエ博士: もしもし?

SCP-2667-2: このプラットフォームを利用する顧客に付き纏っているのは、君か?

ゴーティエ博士: 迷惑を掛けてしまった件については謝罪します。しかし、私はここで何が起こっているかを理解したいのです。

SCP-2667-2: 私はこの惑星を見たいという数十名の顧客を抱えている、そしてプラットフォームは9つしかない。だから質問があるなら早くしてほしい。

ゴーティエ博士: 貴方はどれだけ長くここを利用しているのですか?

SCP-2667-2: 私たちがツアーの宣伝を始めたのは21年前の事だ。だが8年前、プラットフォームの1つを利用していた観光客の一人が死んだ ― 人間がプラットフォームを壊し、彼女はそこから出られなくなったのだ。悪夢のような保険料を支払う羽目になって、私たちは何年もの間、全ての窓口を閉鎖せざるを得なかった。もし君たちの惑星がこれほど有名でなかったなら、二度と戻ることは無かったかもしれない。

ゴーティエ博士: 貴方がたは何処から来たのですか?

SCP-2667-2: 君たちの知らない所だ。

ゴーティエ博士: この銀河にある別の惑星ですか?

SCP-2667-2: いや。空を飛んで私たちの故郷に到達することは出来ない。

ゴーティエ博士: 貴方がたは、この惑星の別な場所を訪れたことがありますか?

SCP-2667-2: 将来的に、適切な依代を配置できる友人たちを得られたならば、ツアーを拡張する可能性もあるだろう。

ゴーティエ博士: 友人たち、ですか?

SCP-2667-2: 君は彼らのことを知るまい。申し訳ないが、もう私は十分に長く話したと思う。顧客たちが待っている。

<記録終了>

  • 最終更新:2016-09-12 13:22:36

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