SCP-2570

SCP-2570 - MCA and Heartbreak (MCA & ハートブレイク)
© A Random Day 2015

Item #: SCP-2570

Object Class: Euclid

取扱方: SCP-2570-1とSCP-2570-2は、現在サイト42の異次元収容ゾーンにある、半径5mの円形パイレックス(耐熱ガラス)製プラットフォームに収容されています。ステレオとスピーカーシステムが、カニエ・ウェストの音楽アルバム”The College Dropout”および”My Beautiful Dark Twisted Fantasy”を(曲の間に時間差がある場合は中断が無いように) 常に再生している状態で、SCP-2570の半径4m以内に設置されます。バックアップシステムをSCP-2570-1の半径6m以内に配置し、一次スピーカーシステムに障害が発生した場合は半径4m以内に移動させます。ステレオとスピーカーはサイト42の原子力発電所に直結し、停電に備えてバックアップの発電機を所定の位置に保ちます。

小機動部隊アレフ16(“ケニー・ロジャース・ロースター”)は、完全なスピーカー障害が発生した場合の手順アレフ16に備えて待機します。

アダム・ヤウクの生物学的な複製物が元の墓に配置されています。

概要: SCP-2570-1は、音楽グループ”ビースティ・ボーイズ”の元ミュージシャンであるアダム・”MCA”ヤウクの遺体です。ヤウクの死去以降に腐敗が見られない点を除けば、SCP-2570-1には異常性がありません。

SCP-2570-2は、正確にSCP-2570-1の頭上5mに位置し、合わせて移動する螺旋状の次元の裂け目です。定期的に、無形の実体がSCP-2570-2を通って出ようと試みます。これら実体は常に腐食性物質を周辺に発散しています。この腐食の影響を受けた物体(空気を含む)はその構成物へと分解した後、溶解または凝縮して同等の腐食性を持つ液体と化し、腐食効果をさらに拡散します。この結果、SCP-2570-1の周辺領域は通常、腐食作用に包み込まれています。パイレックスガラス・SCP-2570-1・後述のSCP-2570-3のみが、この腐食効果の影響を受けない既知のオブジェクトです。このプロセスは音を伴いません。

実体は人間に引き寄せられる存在であり、SCP-2570-2の近傍に居る人間と接触を試みます。実体に接触した全ての生物はSCP-2570-3個体となります。SCP-2570-3個体は実体の主要な特徴を取りこみ、耐腐食性を得ると共に、人格には大幅な変化を被ります。人間個体は自身を”アーシーム(Ahseem)”と言う名の実体であると主張します。動物個体の場合はパーリ語 (*1)と思われる言語を話す能力を獲得し、この場合も前述の実体を名乗ります。SCP-2570-3の全個体は、人間か動物かを問わず、この現実世界および住人を奴隷にするか、略奪するか、さもなければ悪影響を及ぼす事への欲求を示しており、この宣言以上の事柄については意思疎通する事を拒否します。

外部からの音響リズムはSCP-2570・その腐食効果・SCP-2570-3個体に負の影響を及ぼします。次元の裂け目は、付近の音のテンポ・ピッチ・音色に応じて拡大を停止、あるいは収縮を開始します。特に、ミュージシャンであるカニエ・ウェストの声をフィーチャリングしたあらゆる音楽は、SCP-2570に強い負の効果を持っています。また、ウェストの声は腐食を停止させ、腐食性液体を元の物質へ再構成する、および/または次元の裂け目へ後退させる効果も齎します。SCP-2570-3個体は無力化され、以前の人格を取り戻します。しかしながら、裂け目の完全な閉鎖は成功していません。

補遺:回収ログ
SCP-2570は2018/04/04、グリーンウッド墓地(より具体的には”墓場にある紫色の渦巻くポータル”)から生じている酸のプールと無形実体に関しての報告を財団が傍受した際、ニューヨーク州ブルックリンから回収されました。地方機動部隊ギメル9(“アングレイトフル・デッド”)が異常収容のために出動しました。現場に到着した際、彼らは上記で概説した取扱方の基本的バージョンを用いてSCP-2570の初期収容を既に確立し、装備の梱包過程にあったトリシアおよびアーサー・プリーフェクト夫妻を発見しました。

補遺:トリシアおよびアーサー・プリーフェクトへのインタビュー


  • 最終更新:2016-06-26 17:16:13

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