SCP-2515

SCP-2515 - Napoleon Crossing the Urals (ウラル山脈を越えるナポレオン)
© Univine 2016

Item #: SCP-2515

Object Class: Safe

取扱方: SCP-2515-Aはサイト-77で無菌保管室のガラスケース内に保持します。オブジェクトの劣化を防止するため、保管室の温度は20℃を、相対湿度は40%を維持しなければいけません。未使用時のSCP-2515-Aは完全な暗所に格納し、美術部門の学芸員1名が毎日Anthrenus verbasci (*1)の有無を検査します。

SCP-2515-Aのデジタル写真はクラスC情報違反と見做され、懲戒処分の対象となります。SCP-2515-Aのフィルム写真は、サイト管理者からの明示的な許可があれば、SCP-2515-Bに関する研究のために許容されます。全SCP-2515-B実例とそれらの作成に用いられたフィルムは実験の終了後に即座に破棄します。

概要: SCP-2515-Aはジャック=ルイ・ダヴィッドの画風で描かれた1.3m×2.0mの油彩画であり、異常美術商█████ ██ ███████のパリの邸宅を襲撃した際に回収されました。SCP-2515-BはSCP-2515-Aを撮影した写真、および他のSCP-2515-B実例を撮影した写真を指す名称です。SCP-2515-Aはナポレオン・ボナパルトの騎馬肖像画であり、指揮する兵士たちが暗闇の中で峠を行進する中、“LVMEN FIDEI (*2)という言葉が描き込まれた電気ランタン (*3)を持った姿で描写されています。絵画の右側には、武装した女性の銅像を掲げる4人の兵士が描かれています ― 女性像は直角定規とコンパスを持っており、台座に“DEA EVROPA (*4)と描き込まれています。絵画の遠くの背景には、峠と交差している山の麓に星型要塞があるのが見えます。この要塞は死体に囲まれており、 (典型的には、鑑賞者から血液と判断される)流体の溜まりが内部にあるのが見える視点で描かれています。

SCP-2515の異常効果は、人間がSCP-2515-AまたはSCP-2515-B実例を視認する時に発現します。どちらを見ている時も、鑑賞者はSCP-2515-Aについての知識を持っていると主張する場合があります。これにも拘らず、財団が利用できる歴史的・文化的記録にはSCP-2515-Aの存在が発見されていません。影響者がSCP-2515-AまたはSCP-2515-B実例の視認を止めると、異常効果は終了します。鑑賞者たちが示す知識の深さは、美術史に対する個々人の学歴レベルと一致しており、全く知識を持たない者もいれば、SCP-2515-Aの構成要素について詳細な解釈 (*5)を披露できる者まで幅広く存在します。現在までのところ、SCP-2515-Aの影響者たちが提供した情報には矛盾がありません。

インタビュー報告書2515-04


  • 最終更新:2016-06-26 17:07:34

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