SCP-2406

SCP-2406 - The Colossus (巨像)

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SCP-2406の胴体部の外装。
Item #: SCP-2406

Object Class: Safe

取扱方: SCP-2406の周囲に構築された暫定サイト-31は、カザフスタンの軍事施設としての偽装を保ちます。SCP-2406と直接的に関わる作業にはタイプAのHazmatスーツが必須であり、終了時には除染が行われます。不正なアクセスを防止するために、武装警備員を配した保安境界線を常に所定の位置に保ってください。SCP-2406-1との直接的接触にはサイト司令部の承認が必要となります。

概要: SCP-2406は高さ93m・重さ約210トンの機械的オートマトンです。研究により、SCP-2406は知覚力を持たず、正常に機能させるには少なくとも6人の操縦者を必要とした事が示されています。SCP-2406は内部にある160の異なるバルブとレバーで操縦されていたと仮定されています。四肢は空気圧・油圧・時計仕掛けを応用した機能を介して制御され、胴体内に位置する原子炉から供給を受けていました。

SCP-2406は1985年8月7日に、かつてアラル海 (*1)の東部流域だったアラルクム砂漠で、水中の異常に高い放射線レベルを追跡中に発見されました。SCP-2406は当初GRU”P”部局に収容されましたが、ソ連崩壊後は財団の保護下に移されました。回収場所にも拘らず、SCP-2406はエーゲ海の何処かで構築されたと考えられています。

SCP-2406の大部分は、75~80%の銅、15~20%の亜鉛、そして少ない割合のニッケル・鉛・鉄から成る合金で構築されています。青銅のような外見は混和材料によって齎されています。胴体外装の後部にはエーゲ海の数字で”9”と刻まれており、SCP-2406が唯一無二の存在ではない事を示唆していますが、現在まで財団に知られているこの類のオブジェクトは依然としてこの機体だけです。胴体外装の前部には様式化された鎚と鑕が刻印されています。

右腕は20800リットル容量のタンクに取り付けられたノズルを装備していました。発見時タンクは空でしたが、化学的検査によって、内部には松脂・ナフサ・生石灰・炭酸カルシウム・リン・硫黄が充填されていたことが明らかになりました (*2)。左腕はSCP-2406から引き千切られたと思われ、最初はSCP-2406と共に回収されませんでした。詳細は補遺を参照してください。

人間の骨格6体がSCP-2406の内部から除去され、放射性炭素年代測定で死亡時期を紀元前1200-1000年(1σ)と位置付けられました。全骨格は概ねミケーネ風の鎧を着用していましたが、この鎧は古代の戦争において一度も使われた事のない材質で構成されていました ― 鉛と銅の合金であり、内層はアスベスト布です。兜は完全に顔を覆う形式で、緑に着色されたガラスが前面に配されていました。ヤギの腸で構成されたチューブが直接パイロットの口に外気を供給していました。バルブ#136はこれらのチューブ内に瞬間的に水を放出し、パイロットの水分補給を維持したと考えられます。同様のチューブが股部分にも接続されており、恐らく尿の排出に用いられたと推測されます。

現在SCP-2406は機能停止しており(仮説上では修理可能です)、戦闘関連の大規模な損傷を明らかにしています。頭部・胴体・左脚には有機的な棘が刺さっているのが見つかりました。これらの棘は外見的にはキチン質と思われ、サンゴに強い構造的類似性を示すにも拘らず、ヒトDNAを含みます。これらのオブジェクトは、現在不明な異常生物によって発射体として用いられたと考えられています。胴周りの窪みは、大きく柔軟で巻きつけるのに適した付属物によって締め付けられた事を示唆します。当初は自然腐食したと考えられていたものの、SCP-2406の外層は、おそらく前述した正体不明の異常生物に関係する強い酸性物質によって被害を受けています。

物理的な証拠は、動力炉が胴体後部から溶融し、大地を貫通して1200℃以上で燃焼し続けている事を示唆しています。現在は約820mの地下にあると推定されます。動力炉は、無傷であった頃は自然核分裂炉 (*3)と同様の形式で機能していたと仮定されており、近代的な設計からは大きく外れます。SCP-2406の制作者は自然核分裂現象を知っており、そのプロセスの模倣を試みた可能性があります。

数巻の巻物がSCP-2406内の防水シリンダーから回収されました。大半は宗教的な性質のものであり、Mekhaneの信望者 ― 現代の”壊れた神の教会”の歴史的前身 ― に関連しているようです。巻物はミケーネにおけるギリシャ語から派生したユニークな筆記体で記述されており、財団言語学者がこの筆記システムを解読するのには10年の研究を要しました (*4)。これらの文書には、壊れた神の教会の聖典である”欠片の書”第12章のバリエーションが含まれています。

巻物1


巻物2


巻物3


補遺: 1998年12月12日、SCP-2406の左腕は、本体から32km離れた地点で発見されました。影響による証拠は、左腕がSCP-2406の胴体から切断された直後にその場に放り出された事を示唆します。腕には、地上世界に起源を持つものではなく、異常な製造工程・設計・機能を持つと現在まで仮定されている兵器らしき物が取り付けられていました。SCP-2406の残りの部分と比較して性質が特異なため、この武器は別にSCP-2406-1と分類されています。

SCP-2406-1の実際の目的は不明であり、装置の異質性は現在の財団の知識を超えたものです。SCP-2406-1は、恐らく損傷のために、近傍の時空を歪めています。この対象物と周囲の環境と比較すると、カフカ計数機は30ヒュームの違いを記録しています。これにも拘らず、現実歪曲が実際に発生した事は観測されていません。

SCP-2406-1の使用は、近隣の現実に相当な損害を引き起こすという仮説が立てられています。SCP-2406-1がSCP-2406破壊前に一度でも使用された事があるかどうかは分かっていません。職員はサイト司令部からの承認がない限り、SCP-2406-1の起動を試みてはなりません。

  • 最終更新:2016-06-26 16:36:15

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