SCP-213

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SCP-213が初期収容中にその異常な性質を発現しているところ
SCP-213 - Anti-Matter Parasite (反物質寄生虫)
© Daydreamin 2008 Roget 2012

Item #: SCP-213

Object Class: Euclid

取扱方: SCP-213はサイト-77にある高セキュリティ人型収容セル内に収容されます。収容室は人間の皮膚を腐食させるガス状物質で満たされた幅10メートルの区域で包囲します。さらなる収容違反につながる能力の発現を防ぐため、収容の性質についてSCP-213に知らせてください。高圧ホース、唐辛子スプレー、ポリマーウェブ手榴弾 (*1)で武装した警備員2人を常時収容ユニット外部に配備してください。

概要: SCP-213は思春期の人間の男性の姿をしており、身長1.5m、体重95kgです。SCP-213はいかなる固体または半固体の物質であっても、物理的に接触することでその原子間の結合を強制的に切断することができます。SCP-213はこの能力を発現するために体の任意の部位を使うことができ、それを利用して弾丸が身体に衝突すると同時に弾丸を分解しています。能力の発現には非常な痛みを伴い、継続して能力を使用したときの痛みはSCP-213が意識を失うほどであることが判明しています。

SCP-213はカリフォルニア州パロアルトにおいて回収されました。回収された当時、十代の少年が性交中にガールフレンドを「蒸発」させ、殺人容疑で逮捕されたとの報告を、地元の警察署の内部にいたエージェントが得ていました。さらなる調査によりSCP-213の異常な性質が明らかになりました。しかし、初期収容中にSCP-213は自分の捕獲を試みていたエージェントを蒸発させました。続くMTF-████-██との銃撃戦の間、SCP-213は収容されるまでに2人のエージェントを無力化しました。SCP-213の収容手順は19██/██/██に完成され、対象はEuclidに分類されました。

補遺213-07: SCP-213は7回目の逃亡の試みを実行に移しました。████博士による再度のインタビューを要求した後、SCP-213は保安職員を待って博士を収容室に入れました。収容手順の大部分が解除されていたため、SCP-213は残った保安手段に対して能力を使用し、収容を破ることができました。SCP-213は収容違反の最初の段階で2人のエージェントだけでなく████博士も殺害しました。

SCP-213は施設のほとんどの部分を目にすることなく、保安職員の激しい抵抗に遭ってあっけなく捕獲されました。収容室を通り抜けたことで、対象は他の収容ユニットをこれ以上損傷させられないほど弱っていました。SCP-213は施設の休憩室で捕獲されましたが、そのとき対象は床を通り抜けようと試みていました。しかし能力を継続して使用し続けたたため、通り抜けることはできませんでした。

補遺213-08: SCP-213は20██/██/██に意図せず収容を破りました。その収容違反の性質上、重大な事態は起こりませんでした。午前3:15にSCP-213のセルで撮影されたビデオ画像には、ベッドと床の一角が影響を受け、そのためにSCP-213が地下の階に落ちたのが映っています。収容手順の改訂が予定されています。
研究者メモ
このビデオを検討した結果、SCP-213の能力の制御は以前思われていたほど完璧ではないことは明らかであり、対象は能力を制御および利用する方法を確立しようとすることで以前より我々に協力的になっている。SCP-213自身の蒸発を含め、能力が不意に発動した場合に起こりうることの可能性について調査スタッフがいろいろ推測しているが、この点において特に有用なものとして特筆すべきものはほとんどない。
補遺213-09:
████/██/07: SCP-213の定期的な身体検査時に、背中に病変が発見されました。病変はすべすべした結節です。現在、結節は4個あり、対象の背中で完全な正方形を描いて配置されています。4点すべての間の距離は正確に15cmです。現状からの変化の観察および迅速な対応のため、医療職員がSCP-213の収容に割り当てられました。追跡検査が予定されています。

████/██/09: 追跡検査により、さらに2つの結節が発見されました。位置は手のひらの中心です。SCP-213は軽いいらだちを報告していますが、痛みや不快感はないようです。結節は鈍いまたは鋭い器具によって圧力を加えると結節は抵抗を示します。メスを使って切除を試みましたが、メスで切ることはできず、圧力を加えた数秒後にメスが蒸発しました。SCP-213はこの出来事について責任を否定しています。SCP-213は著しく無感情の度合いが強まり、背中と胃に非常な痛みを感じると述べました。

████/██/14: SCP-213は収容セルで発作を起こしているのが目撃された後、集中治療室に移されました。SCP-213を検査したところ、背中にさらに10個の結節が出現していました。それぞれの結節の間隔は正確に5cmでした。SCP-213は以前と同様、病変の痛みを報告していません。SCP-213には医療オブザーバーが追加で割り当てられました。オブザーバーは次週、標準の警備員とともに収容室の外で待機します。

████/██/23: SCP-213のすべての結節が消滅し、代わりに幅1mm弱の細い切れ込みが現れました。この新しい変化の検査中、ある検査医がSCP-213の左の手のひらの切れ込みが開くのを目撃しており、また検査医のほうを見ている目も目撃されています。SCP-213は状態がさらに変化するまでの間、無期限に医療棟に配置されました。

補遺213-10: SCP-213の能力の源は、体内に生息する起源不明の寄生虫にあるようです。この生物は意思疎通を試みてきたことはありませんが、SCP-213の体に存在する病変を通してSCP-213の周りの人々を観察しています。SCP-213はこの新たな事実に対してパニックを示し、この物体を体から取り除くよう何度も要求しました。さらなる研究がされるまでの間、SCP-213からのこの種の要求は拒否されます。
研究者メモ
SCP-213内に生息する生物は、我々が実施できるどんな医学検査によっても姿を見せない。新しい仮説は、この効果が実際には生命維持と自衛の手段として役立っているというものだ。というのも、この異常生物の性質を同定するための試験を繰り返すたびに生物が成長しているからである。この寄生虫の性質に関するさらなる研究が行えるようになるまで、SCP-213は化学的に誘導された昏睡状態に置かれている。収容手順の大きな改訂が予定されている。

  • 最終更新:2016-12-13 16:10:10

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