SCP-2105

SCP-2105 - Programmable Occult (プログラマブル・オカルト)
SCP-2105.png
実験-2105-α1の直後に第12研究施設、ルーム382-Cにあるローカルコンピュータ上で実行中のSCP-2105
© Leminess 2014

Item #: SCP-2105

Object Class: Euclid

取扱方: SCP-2105のコピーの1つが、第12研究施設のルーム382-Cにある堅牢な金庫に保管されます。職員はルーム382-CにおいてSCP-2105に関する実験を行なうことが許可されますが、事前に徹底した心理検査を受け、レベル3クリアランスレベル以上を持つ職員の直接監視の下で行う必要があります。全ての実験は記録され、ファイル12-2105-Cに加えられます。

SCP-2105により生成された儀式が収容エリアの外で発見された場合には、その儀式により生じた結果も含め、どのような手段を用いてでも素早く破壊しなければならなりません。儀式に関与した民間人にはクラスB記憶処理が施され、全ての電子機器は没収され、破壊されます。

機動部隊ガンマ-5("燻製ニシンの虚偽")には、SCP-2105およびそれにより生成された儀式を追跡し、収容する命令が下されています。

概要: SCP-2105は”mv_sk1r.COM”という名のDOSプログラムであり、同じ名前をもつ.txtファイル(DCMT-21-05-1と参照)とともに.tar.gzアーカイブに圧縮されています。

一般的に.COMファイル形式は、DOSコンピュータ上でデフォルトのCOMMAND.COMプログラムを使用することでしか動作しませんが、SCP-2105はあらゆるオペレーティングシステムの上で動作します。SCP-2105がDOS以外のオペレーティングシステム上で実行されると、それは独自のCOMMAND.COMを作り出し、その中で自身を実行します。実行が始まると、ユーザーには様々なオプションが示されます。以下がその複製です:
C:\>cd D:\████████
D:\████████\mv_sk1r.com
████████ ソース・マニピュレータ

下記のオプションを使用して、希望する儀式の種類を入力して下さい。
準備が完了したらエンターを押して下さい。不十分な入力では欠陥のある出力となります。

希望するステップを入力:

致死性 (y/n):

種類の選択:

1 自己反省

2 召喚

3 復讐

4 自己改善

5 投射

6 崇拝

儀式の種類:
全ての入力欄が埋められた状態でプログラムを起動すると、プログラムはいくらかの統計的な異常性のある (*1)、宗教儀式と解釈することのできる出力を生成します。SCP-2105により生成された儀式は、SCP-2105-1、SCP-2105-2のように参照されます。これらの儀式はそれを生成したユーザーのみが使用できるものであり、またそのユーザーが儀式に関する文書コピー (*2)を持っている間に限られます。もし全てのコピーが無くなると、その儀式は機能しなくなります。

SCP-2105により生成される儀式について現在までに全てのことは理解されていませんが、広大な実験により[実験記録2105を参照]、幾つかのルールが発見されています:
  1. 儀式に使用される全てのアイテムは、そのユーザーの約半径100m以内に発見されます。
  2. 儀式で使用されるアイテムの1つは、そのユーザーにとって価値のあるものであす。これらのオブジェクトは以下の2つのカテゴリのどちらかに分類されるようです:
    • ユーザーにとって価値のある生命の無いオブジェクト
    • ユーザーの体の一部
  3. アイテムは儀式の結果を象徴するものである傾向があります。[研究員による注: このルールに当てはまらない実験が数件観測されていますが、これは統計的に共通な結果です]
  4. 儀式がオリジナルのものである場合、それはユーザーの目的に大きく依存しています。
  5. 一度儀式を始めたら、たとえ何が起ころうとも、あるいは実行が不可能なものであっても、儀式を止めるべきではありません (*3)
現在ルール4が実験の主要な焦点となっています。これはプログラムの設定が終わった後、ユーザーの目的が生成される儀式の結果に関して最も関係するからです。例えば、もしユーザーの目的が誰か嫌いな人間を殺したいというものであるなら、儀式はしばしば対象に損傷を与えるものとなります。多くのDクラスの儀式は彼らを財団施設の外へ物理的に移動させるものでした。

これまでの実験の記録は、どのようにして儀式の異常な効果が現れるのかについて明確な答えを出していません。財団データと千件以上の生成された儀式を慎重に相互参照することで、壊れた神の教会との限定的ながらも重大な関連があることが判明しました。

mv_sk1r.tar.gzは、南██████大学のコンピュータ科学専攻の学生██████ ██████(W-2105-001と参照)が、[編集済]の殺人の件で公判された後に、彼のコンピュータから発見されました。財団はW-2105-001が彼のルームメイトの殺人事件の、テレビで広く放映された公判を受けている間、彼を勾留していました。W-2105-001は本来、彼のルームメイトの消失について取り調べを受けた後に逮捕されました。財団は地元警察によるオリジナル記録を見た後、W-2105-001に興味を持つようになりました。マイケルソン研究員によるさらなる尋問(尋問-W-2105-001を参照)の後、全てのW-2105-001の所持していた物品は没収され、W-2105-001は財団の勾留下に置かれました。

補遺: マイケルソン研究員の要求により、W-2105-001の所持品全体の探索が行われました。尋問の間に説明されたものと一致する箱が回収され、さらなる研究のために第12研究施設へ運ばれました。箱を慎重に調査すると、その性質は異常ではないことが判明しましたが、マイケルソン研究員はSCP-2105の性質に関して洞察を与えてくれるかもしれない箱の性質を数個発見しました。以下はマイケルソン研究員のノートの複写です。
SCP-2105-2.png
W-2105-001の住居で発見されたオブジェクト
研究発見物 | オブジェクト: SCP-2105に関係する銅製の箱
説明: ひどく腐食した銅製の14cm×14cm×14cmの立方体で、ピラミッドのような蓋が付いている。オブジェクトは浮き彫りの動物形象の模様で囲まれた、殷[1250 BCE]の文書に発見される印で覆われている。オブジェクトの内部には、殷の儀式で使用された梟の形をした果実酒の容器が入っている。
殆ど知られていない殷の甲骨文字から訳された箱の文書:

我々の中にある有機物は属さない。飲め!飲んで有機的になれ、我々の一員ではない我々の中にいる不信心者よ。玉皇大帝を招聘せよ。彼は汝のために来ることはない。汝自身を彼の凝視の下に置き、汝の奇想が汝のあらゆる知識に従うことを理解せよ。我々の中の不具なる者が完成のための飢えに気付くために。それらの奇想を甲骨文字にて刻み、それらが汝の羊皮紙の中で息づくのを見出だせ。

仮説: なぞかけの中にあるものは壊れた神の教会の教義の中で最重要なものであり、私はこの戯言の中から意味を取り出すことが出来ると確信している。このことをフォーサイス博士と議論した後に、我々はSCP-2105の異常特性が“第六ネットワークの福音 - 第二章:注釈”に見出される“マクスウェリズムの教会”(GOI-004C)のものを主とする信条 (*4)の転写であるかもしれないという考えに至った。この章は概して、目的を達成するために彼らが適当であると見なす何らかの方法によって、この世界の“ソースコード”を改変することに対する、彼らの神による暗黙の容認であると信者に解釈されている。このことは我々の知識に基づいた推論に過ぎないが、フォーサイス博士と私は当該プログラムがこの目的のために作られたのだと確信している。
更なる研究が必要となるまで、箱とその中身はW-2105-001の所有下に戻される。 - O5-█


DCMT-2105-1


  • 最終更新:2016-09-18 15:54:49

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