SCP-2031

SCP-2031 - Ant farm (アリ農場)
© sandrewswann 2014

Item #: SCP-2031

Object Class: Euclid

取扱方: SCP-2031の全実体はサイト-2031-Aに収容されます。収容外で発見されたSCP-2031実体は、機動部隊シータ-88(“クソ虫野郎”)によりフィプロニル、ビフェントリンまたはペルメトリンの薬液浸透と焼夷弾を用いて無力化されます。発生地域はSCP-2031のあらゆる再発生を検出するために定期的に調査され、必要に応じ再度の処理が行われます。

サイト-2031-Aの敷地境界は、上部に有刺鉄線を設置した高さ6メートルの電流フェンスで保護してください。フェンスの内側100メートルは「セーフゾーン」として維持し、瓦礫や下草を除去して24時間のビデオ監視下においてください。セーフゾーンの先には幅10メートル、深さ4メートルで垂直の壁面を持つ堀が作られています。堀の表面はコンクリートで覆われ、50%に薄めた塩素系漂白剤が深さ2メートル以上満たされています。この堀に架かる恒久的な構造物は設置されておらず、堀を越えて伸びるあらゆる植物は伐採しなければなりません。堀に囲まれた127エーカーの区域は「活動ゾーン」として、全SCP-2031実体が収容されています。

財団のサイト-2031-A監視ステーションはセーフゾーン内に位置しています。体重15キログラム以上の脊椎動物は、承認された実験以外で活動ゾーンに進入させてはなりません。

概要: SCP-2031はバーチェルグンタイアリ(Eciton burchellii)の異常なコロニーで、現在はサイト-2031-Aの活動ゾーン外では見られません。SCP-2031実体を構成する個体の検査からは、これを異常性のないバーチェルグンタイアリと区別できるような一定した遺伝的、形態学的差異は発見されませんでした。異常性のないバーチェルグンタイアリのコロニーをサイト-2031-Aに持ち込む実験からは、コロニーは活動ゾーンに導入されて20から40日以内にSCP-2031と関連する異常行動を見せることが示されました。SCP-2031への変化の原因がサイト-2031-A特有の異常作用なのか、SCP-2031への曝露なのか、これまで記録されたことのない学習による行動なのかは不明です。調査は進行中です。

異常行動が現れるまで、SCP-2031コロニーは通常のバーチェルグンタイアリや他の新世界産グンタイアリと同様の行動を行います。コロニーの個体数は最大で200万で、1匹の女王と様々に特殊化した個体が含まれています。放浪期間にはコロニー全体が移動して餌を漁ります。異常性のない静止期間には、個々の個体が脚を絡めることで複雑な内部構造を持つ大きな球体となり、通常は地面の穴か樹洞で「野営」します。

放浪期間に体重が20キログラムを超える脊椎動物と遭遇すると、SCP-2031コロニーはその異常行動を開始します。通常のバーチェルグンタイアリの群れとは異なり、SCP-2031の送り出す兵アリの列は、獲物の解剖学的構造を理解し目標を持って行動しているように思われます。数千の兵アリの群れは獲物によじ登り、脊椎と下肢に沿って集合します。兵アリは十分な数が位置につくまで待機し、その後に全兵アリが同時に皮膚を噛み貫き脊髄と餌動物の下肢の靭帯へ攻撃を行います。1000キログラムのアンガス牛ならば動きを5分未満で止めることに成功しており、経過時間の大部分は兵アリの配置に費やされています。これより小型の動物は同様の手法でより速く制圧されます。

一旦獲物の動きが止まるとSCP-2031コロニーの残る個体はその周囲に集合し、兵アリは四肢に小さな穴を開けます。残る個体は兵アリに続き、獲物の体に潜り込みます。他の腐肉食昆虫と異なり、SCP-2031は直ちに軟組織や粘膜(口、目、直腸など)に攻撃することはなく、宿主を可能な限り生かすことを好むように思われます。獲物が大抵は脱水によって死亡するまで主要器官に潜り込むことはありません。死骸の中に巣を作る際、SCP-2031は獲物の皮と骨格を無傷で残します。

SCP-2031が再度の放浪期間に移る際、その死骸全体を動物の通常の振る舞いを模倣するように動かします。この擬態は死骸の皮と骨格の構造的完全性が維持されている限り続きます。おそらくSCP-2031が分泌する酵素により、死骸の皮の腐敗は通常より遅いものとなるようです。これがバーチェルグンタイアリの体内侵入時の分泌物として正常なのか異常なのかを明らかにする研究は進行中です。

サイト-2031-Aは[編集済]、[編集済]の北西150キロメートルに位置する農場と牧草地から構成されています。収容時に、現地では27の個別のSCP-2031実体が様々な死骸に居住していることが観察されました。

  • 15個体のウシ (Bos primigenius taurus)。雌成体9、雄成体2、幼体4。コロニーはSCP-2031-1AからSCP-2031-1Oと指定。
  • 5個体のウマ (Equus ferus caballus)。雌成体4、幼体1。コロニーはSCP-2031-2AからSCP-2031-2Eと指定。
  • 3個体のブタ (Sus scrofa domestica)。雄成体1、雌成体2。コロニーはSCP-2031-3AからSCP-2031-3Cと指定。
  • 1個体のイヌ (Canis lupus familiaris)。雌成体1。コロニーはSCP-2031-4Aと指定。
  • 3個体のヒト (Homo sapiens sapiens)。雌成体1、雄成体1、幼体1。コロニーはSCP-2031-5AからSCP-2031-5Cと指定。

補遺1: 事件報告I-2031-5

事件I-2031-5


  • 最終更新:2016-09-16 08:28:06

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