SCP-2029

SCP-2029 - An Egg in a Jar (瓶の中の卵)
© Mastersarge 2014

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回収当時のSCP-2029。
Item #:SCP-2029

Object Class: Euclid (無力化進行中)

取扱方: SCP-2029は、生物研究エリア-12のバイオセーフティ・レベル4収容棟にある、高密度ポリエチレンで裏張りを施したセラミックの密閉容器に保管されます。SCP-2029-1に溜まっている酢酸のサンプル採取を毎日行います。 滴定によってSCP-2029-2の量が50000ppmを超えたことが判明した場合、SCP-2029-1に対して下記の無力化プロトコルが実行に移されます。

SCP-2029によって生成された微小粒子状物質の無力化は、対象の非活性化に必要な加熱処分に耐え得る強化措置を施された二層式BSL-4キャビネット内で行われます。収容ユニットから適切なBSL-4キャビネットへの移送中、SCP-2029の容器は23%酢酸溶液に満たされた1クォート容量のメイソンジャーに沈めて封をしてください。

BSL-4キャビネットへの移送に続き、SCP-2029の容器を開封し、堆積した粒子状物質を廃棄します。堆積微粒子の廃棄後、キャビネット内の空気は吸い出されます。この空気と堆積微粒子は10秒間のC2N2加熱処分の対象となります。この手順実行に続いてSCP-2029は容器内に戻され、500mLの23%酢酸溶液に沈められ、改めて保管場所へ移送されます。

概要: SCP-2029は、946mL(1クォート)容量の鋳込ガラス製気密ネジ蓋瓶に納められた年齢不詳の鶏卵です。集合的に、この2点のオブジェクトをSCP-2029-1とします。財団によるSCP-2029-1の初期回収時、この瓶には希酢酸が540mL入っており、室温で固体状態を維持する異常な硫化水素の一形態と後に特定された物質でほぼ完全に飽和状態でした。この硫化水素はSCP-2029-2と指定されています。瓶および希酢酸そのものに起因する異常特性は無かったため、現在の収容プロトコルに従って取り替えられました。

SCP-2029-1は未知の過程を経て、1時間あたり平均して1.73mLのSCP-2029-2を連続的に生成する様子が観察されています。SCP-2029-2からは質量/体積の相応する損失が検出されておらず、これが明らかに外部エントロピー的な現象であることを示しています。SCP-2029-1の質量とSCP-2029-2の出現の間には即時の相関関係が無いにも拘らず、分解の継続によってSCP-2029-1の総質量は徐々に減少していることが判明しています ― SCP-2029-1の質量が減るにつれて、SCP-2029-2の産出量は分数的に低下しています。

SCP-2029-2の形態は幾つかの点で通常の硫化水素と異なります。この化合物は非典型的な毒性と激しい反応性を示し、強い芳香族化合物や非反応性金属元素に対しても腐食性を持ちます。また、SCP-2029-2は生物学的組織に対して極めて迅速かつ深刻な腐食を引き起こします。

SCP-2029-2はこの過程において触媒性質を示し、水分子から遊離した硫黄と水素を余分なSCP-2029-2に変換します。この際、腐食プロセスおよび触媒プロセスのどちらに照らし合わせても説明の付かない不均衡な量の二酸化炭素が遊離する副作用が付随します。この現象はSCP-2029-1に見られる前述の外部エントロピー特性と関連していると考えられます。

これらの影響力から、もしSCP-2029-2が制御環境外で豊富な生物学的組織と接触した場合、それは潜在的にGH-クラス“デッドグリーンハウス”シナリオを引き起こす要因になり得ます。この可能性は事案2029-1の後に認識されました。

補遺2029-1:
SCP-2029-2が収容違反した場合のシミュレーション・シナリオを詳述するアプス博士の報告書の抜粋。

収容違反からの推定時間 SCP-2029-2の複製および生産量 シナリオ
3時間 X10 PPM 緊急収容プロトコルが発令中。エリアが損害を受けている。不都合な大気反応は予測されていない。拡散を遅らせる無機物の欠如。
2日 X130 PPM 環境汚染が始まる。SCP-2029-2は有機物へと拡散を開始。SCP-2029-2の拡散を阻止するために滅菌処理プロトコルが制定される可能性あり。
7日 X5000 PPM 該当地域が居住不可能になる。気温とCO2濃度の急激な上昇。水が事実上汚染され、高濃度の酸性雨が降る。プロトコル“クリーン・プレート”が有効化され、汚染地域の完全な滅菌処理と破壊が絶対的条件となる。
30日 X50000 PPM GH-クラスシナリオが発生。SCPが収容不可能になる。あらゆる生命体が絶滅し、大地が腐食を受けている。大気は完全に汚染され、CO2濃度は95%に到達する。

  • 最終更新:2017-02-04 00:45:53

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