SCP-1931

CarnivorousTinkerbell.JPG
████████氏によってアップロードされたネットオークション時のSCP-1931の画像
SCP-1931 - The Bite of Flight (空飛ぶ噛みつき)
© PeppersGhost 2013

Item #: SCP-1931

Object Class: Safe

取扱方:
劣化を防ぐために、保管サイト41にある温度と湿度が調整された収容室においてSCP-1931は保管されることになっています。職員の間で血液感染性の伝染病が広まることを防ぐために、人体実験が必要な場合はDクラス職員を使用するならばSCP-1931の異常効果を用いても構いません。

概要:
SCP-1931は成熟したメスのPanthera tigris tigris(ベンガルトラ)の頭部であり、剥製にされ保存されています。多数の傷跡がSCP-1931の顔に存在し、他の動物によって負わされたものだということが断定されています。頭部の底面にある創傷にはタールが塗付されており、これは元の所有者によって行われたものと推測されています。「ハーマン・フラーの不気味サーカス所有物」という文字のある銅製の小さな飾り板がタールの中に埋め込まれています。主なものとしては毛皮の色の塗り直しなど、SCP-1931は何度か修繕されているように思われます。しかしながらこの動物の死後、何らかの方法で歯が改造されたということを指し示すものはありません。機械式の蝶番がSCP-1931の顎に取り付けられており、顎が自由に開閉できるようになっています。

SCP-1931の牙により何らかの傷を受けた生物は生死の状態に関わらず、負わされた損傷の度合に比例した高度で浮遊し始めます。しかしながら正確な割合は事例ごとに変化するように思われ、未だ確定されていません。軽傷を負わされた被検体は通常は地上から0.5mから3mの間の高度で浮かぶ一方で、重度の身体的外傷を負わされた被検体は10km/hを超える速さで成層圏の高度まで上昇する、という結果が準備実験から示されました。所定の高度で浮遊した時点で任意の手段で推進力を与えられた場合、影響を受けた被検体は横方向に進むことが出来るようになります。SCP-1931が被検体に与えた影響は、最初に傷を受けてから30時間から35時間の間に消え、それにより被検体は自然落下と一致する速度で降下します。

シャーマン(Sherman)・████████という名前の男がネットオークションサイトで出品を行った際の2013/03/14に、財団の諜報機関がSCP-1931を発見しました。出品者は空飛ぶ力を与えることが出来る品だと謳っていました。████████氏の証言によると、彼は物置の土台を掘っていた時にSCP-1931を発見し、同時に見つけられた他の品々からその異常な効果を学びました(付録SCP-1931-DOC参照)。彼には記憶処理が施され、SCP-1931は無事に回収されました。当初、SCP-1931は絹で当て物をされたガラスケースの中から発見され、またガラスケース内には鋼鉄製の骨壺も収められていました。同時に回収された骨壺の中には保存処理されていない状態の、頭部のないベンガルトラの死体があり、それはSCP-1931のものであると確認されました。また死体の両前足は雑に切断されていることが見て取れました。外見から判断すると左足は金属線で再接着されており、右足は完全に見当たりませんでした (*1)

付録SCP-1931-DOC:
SCP-1931の死体に加えて、その墓からはいくつかの品々が回収されました。SCP-1931-DOC-Aは、若い子牛に飛び掛かる存命中のSCP-1931が描かれた宣伝用イラスト内で見つけられた、文章の写しです。SCP-1931-DOC-Bは、バーナード・クロフォード氏(Mr. Bernard Crawford)が所有していた革表紙の記録日誌から抜粋された、SCP-1931に関する一連の記録事項です。SCP-1931-DOC-CはSCP-1931の骨壺の近くに埋められていた小さな木の箱の中身を一覧にした資料です。

SCP-1931-DOC-A


SCP-1931-DOC-B


SCP-1931-DOC-C


  • 最終更新:2016-06-19 16:17:24

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