SCP-1909

SCP-1909 - Conquerer's Tomb (征服王の墓所)
© Anaxagoras 2012

Item #: SCP-1909

Object Class: Euclid

取扱方: SCP-1909上部の建物は財団の制御下にあり、サイト-58に指定されています。収容は、全ての権限無き人物によるSCP-1909への入場を防止することから成っています。アレクサンダー、アレックス、アレクサンドラ、アレクシス、あるいはその他”アレクサンドロス”という名の変化形である名前を有している職員は、いかなる状況でもサイト-58への入場を許可されません。

適切なプロフィールに当てはまる世界的指導者がSCP-1909への入場を試みた場合は、対抗策が講じられ、ここには暗殺の許可が含まれます。1909-コロネート事象が達成された、あるいは達成間近の場合は、サイト-58は破壊されます。同様の手順が、以下に上げる都市のうち3つで異常な地震活動が発生した際にも制定されます:アテネ、イェルサレム、イズニク、ティルス、テッサロニキ、および事案1909-2が発生したヒッラ。

概要: SCP-1909は征服王アレクサンドロス3世の墓所であり、エジプト・アレクサンドリアの地下に位置しています。SCP-1909は1967年、小売商人のアズ-ザヒール・ガジ氏が墓所の上部にある店舗を購入し、改修時に地下室を発見した後に財団の注意を引きました。ガジ氏と従業員らはクラスB記憶処置を施され、解放されました。

SCP-1909は二つの部屋で構成されています。墓所の入口であるアーチ状の入口には、”この門を抜けた先には統治者が横たわり、世界が再び彼に跪く時を待っている”と翻訳できるギリシャ語の碑文が刻まれています。第一の部屋は副室であり、内部にはアレクサンドロス大王と思われるミイラ化した死体を収めたガラスの棺があります。壁には大王を称える壁画の色褪せた名残が示されています。歴史的な記録では、この房には贅沢な装飾が施されていたものの、後に金を回収するためローマ皇帝によって完全に剥ぎ取られた事が示されています。別な碑文が棺の上部に彫り込まれており、翻訳は文書1909-4で読む事が出来ます。

もう一つの部屋には、床にある人間状の窪みを囲む形で、広範な機械装置ネットワークが収容されています。ガジ氏によると、墓所に入った時点ではこれらの機械は静止しており、彼が棺に躓いた際に活性化しました。この機械は中程度の自己修復機能を発揮しており、一部の構成要素は無線送信機に類似していますが、房内にあるオブジェクトの機能と働きは未解明です。この部屋は、機械が活性化するまでは棺の部屋から区切られていました。

SCP-1909の正確な影響は不明ですが、地球規模で軽微な精神的影響力を送出するものであると考えられています。SCP-1909の活性化後、”アレクサンダー”およびその変化形の名前に対する人気の十倍近い上昇が、世界的に観測されています。

加えて、事案1909-2は、SCP-1909が軍事または国家のリーダーとして最高位にいる”アレクサンダー”名の人物をより直接的にコントロールできる可能性を示唆しています。具体的には、そのような人物はSCP-1909を探し出して機械室の窪みに身を沈め、それによってSCP-1909内の機械を更なる活性化状態に移行するように誘導されると想定されています。これは1909-コロネート事象と指定されています。1909-コロネート事象が成功した場合の完全な影響は不明ですが、事案1909-2を考慮すれば、発生を看過することはできません。

文書1909-4: 以下は、SCP-1909棺室内の碑文を古代ギリシャ語から翻訳したものです。
私は最後の刻を持ってこれを書残す。何人たりともこれが石に彫り込まれる前に手を加えてはならぬ。私の言葉を捻じ曲げた者、破壊者は呪いを受けるであろう。

私はアレクサンドロス、最後の先駆者にして、人類の闘士の中で最も偉大なる者。私はこの世界を跪かせた者であり、私のような者への報奨として世界はあまりにも矮小である事を見出した者である。我が眠りの器を見よ、我が栄光を思い返せ。

千人の子が私を父としたが、私は一人として後継者を持たなかった。ある者は私の王座を求めるだろう、そしてまたある者がまたその王座を求め、早晩、私の血族は力を失っていくだろう。私の後に、私のような者は訪れるまい。これ故に、世界はその支配者が去りゆくことを嘆く。

それでも、ここでお前に伝えよう。恐れることは無いのだと。私はこの世を、そして天を彩る全ての他の世界を、我が歩みを持って祝福するだろう。カラノスが私の没落を予告したように、私もまた帰還を予言する。私が必要とされる時、人々が私の前に平伏する時、私は帰還するだろう。百年が過ぎようとも千年が過ぎようとも、私の名は全ての男の、女の、子供の心の中で再び重みを増すであろう。

そして、やがては私の後継が立ち上がるだろう。私と同じ名を持つ影に過ぎぬ、しかしそれでも、一度として彼らのものではなかった王座を求めて喚き叫ぶ淡い亡霊どもよりは価値があるのだ。彼はこの場所を訪れるだろう、私の運命を知り、私を知り、私の如くになり、私となるだろう。アレクサンドロスの塔は、アテネから、バビロンから、イェルサレムから、ティルスから、ニケアから、ペラから聳え立つであろう。

そして天は、人類が再び正統なる王、アレクサンドロスに支配された事を知って震撼するであろう。今一度、そして、永遠に。

  • 最終更新:2016-06-19 16:14:23

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