SCP-1712

1712lookoutbelow.jpg
SCP-1712-Aの最後の既知の写真。地球の大気圏を離脱する1時間前に撮影された。
SCP-1712 - An Unusual Occurrence On August 11th, 1959 (1959年8月11日の珍事)
© Roget 2014

Item #: SCP-1712

Object Class: Euclid

取扱方: SCP-1712-Aは機動部隊カッパ-11(“レッド・バロンズ”)の構成員らによって監視されます。衛星画像に映り込んだSCP-1712-Aの全映像は、SCP-1712-Aを観測可能な全ての組織に潜入している財団職員によって編集処理を受けます。SCP-1712-Aの位置を追跡するために、数機の探査機がトート-1から財団によって打ち上げられました。異常現象への言及が含まれるSCP-1712-Aについての全情報は抑制され、オフィスビルでの自殺というカバーストーリーが流布されます。

SCP-1712-Bはサイト-77の野生動物生息ユニットに収容します。このユニットの壁は石材で作られるべきです。如何なる職員もSCP-1712-Bとの直接接触を許可されず、輸送や実験のための接触は機械で行わなければなりません。輸送前にSCP-1712-Bは沈静させます。

概要: SCP-1712は、それぞれSCP-1712-Aおよび-Bと指定される、2つの異常なオブジェクトの総称です。SCP-1712-Aは、かつてイリノイ州シカゴの住民であるリチャード・ボイドだった石像と、半分に割れた鉄骨です。SCP-1712-Bは、白黒の縞模様の毛皮を持つ子猫です。SCP-1712-Bは体重8kgであり、分析によって内部器官を持たない完全な肉の塊であることが判明しています。これ以外には、SCP-1712-Bは外見上、全く異常な特性を見せていません。

SCP-1712-Aは時速20kmの速度で、指数関数的に加速しながら上昇しています。現在は太陽系の外周部に位置しており、観測範囲外へと進み続けています。最初の発見以来、SCP-1712-Aの飛行パターンには目立った変化が無く、事案1712-プライムの発生現場も同一の異常性を見せていません。現在、リチャード・ボイドに家族が殆どおらず、彼を目撃したことがある者も異常なほど少なかった点を踏まえ、事案1712-プライムは単なる突発的事象ではなかったと仮定されています。

SCP-1712-Bは、生体組織に接触すると、即座にその周辺組織を石へと変換します。この変換は瞬時に発生し、影響対象が直接接触している全ての非有機物質にも影響を及ぼしますが、それ以上広がることはありません。SCP-1712-Bには自らが及ぼす影響を認識している様子が無く、同年齢の猫に想定される振舞いのみを見せます。SCP-1712-Bは収容中に加齢が記録されたことがありません。

現時点での事案1712-プライムの流れの最善の再構成は以下のようなものです ― 1959年8月11日の朝、目撃者たちによると、オフィスに居たリチャード・ボイドは “工事現場の猫” (*1)に気付き、皆の忠告に逆らって鉄骨の上を這って行き、猫を救出しようと試みました。猫との接触直後にリチャードはバランスを崩して転落し、その後、視界から消失しました。財団職員は現在、これはSCP-1712-Aの異常効果が発現した結果であると考えています。

MTF-カッパ-11“レッド・バロンズ”がSCP-1712-Aの位置を追跡するために動員されましたが、対象が航空機の動作範囲を離脱して以降は追跡が不可能になりました。財団職員は事件発生現場からSCP-1712-Bの回収に成功し、全ての目撃者にはクラスB記憶処理が施されました。1961/11/22を以て、SCP-1712はEuclidに分類されました。

回収時、SCP-1712-Bの首輪からは以下のメモが見つかりました。
まいごのねこです みつけたかたは [スヴァの王国] の [レンマー・ザ・トレビュシャー] まで ごれんらく よろしくおねがいします



彼女に会いに行く。こいつは私のミスだ、手遅れになる前に正さなければ。可能なら帰る。

R.M.

  • 最終更新:2016-06-19 15:22:38

このWIKIを編集するにはパスワード入力が必要です

認証パスワード