SCP-1360

SCP-1360 - PSHUD #31 (シュード31号)
SCP-1360.jpg
収容中のSCP-1360。

Item #: SCP-1360

Object Class: Euclid

取扱方: SCP-1360はサイト-19のヒト型生物収容室に拘束します。入室前には4名の保安職員を待機させる必要があります。明確に実験が必要とされない限り拘束具は外しません。意思疎通のために、SCP-1360にはペンとノートを提供します。

概要: SCP-1360は生命を有するアンドロイドであり、完全な関節駆動です。SCP-1360は身長1.83m、体重100kgです。直径約3cmの白いアクリル樹脂の円が2つ、目を模して配置されています。SCP-1360の身体はアルミニウムの骨格を覆う成形済ポリカーボネートの外装で構成されており、外装はSCP-1360-1と呼称される組成不明の黒い布で覆われています。SCP-1360-1は皮膚の役目を果たしており、厚みは均一に1cmです。“31”というシリアル番号がSCP-1360の左腕に、SCP-1360-1の赤色バージョンで織られています。

SCP-1360-1の組成特定のための実験は、これまで限られた成功しか収めていません。素材となっているのは約4000 MPaおよび重力1.1までの引張強度を持つアラミド繊維の一種であり、これはケブラーよりも軽く、強度的に優れています。素材は自己修復特性を有し、隣接するSCP-1360-1繊維は 再び自らを織り直して融合します。加えてSCP-1360-1はSCP-1360のポリカーボネート外装に及んだ損傷の修復も可能であり、外装の修復中は破損部位を充填しています。SCP-1360-1の全てのサンプルはSCP-1360から分離された48時間後に崩壊します。

SCP-1360の指は各種の小道具を内包しています。これらのツールは指先を捻って開けることによって使用可能になり、以下を含みます。

  • 赤い糸巻きに取り付けられた鋼の針。糸はSCP-1360-1と同一の材質で作られている。 (左親指)
  • SCP-1360-1と同一の材質で作られたパッチのロール。5.1cm幅。 (左人差指)
  • ミニサイズの鋼の断ち切りバサミ。 (右親指)
  • 鋼のメス。 (右人差指)
1360aramid.jpg
2009/09/08にSCP-1360の下背部から切除したSCP-1360-1の断片。

中指および薬指は両手共に中空であり、収納スペースの役割を果たしています。

SCP-1360は知的であり、非武装戦闘や銃器使用に関する明確な知識を見せています。対象は脱走と、自身が“アンダーソン”と呼ぶ人物の下への帰還に執着しています。

SCP-1360は見たところ神経系を持たないにも拘らず、痛みを感じると主張します。SCP-1360は、この苦痛は収容前に部品を除去されたことが原因だと述べており、結果的に自身を不完全な存在であると見做しています。

SCP-1360は発声能力を持ちませんが、英語・日本語・ドイツ語の流暢な読み書きが可能です。インタビューはある程度成功していますが、対象のお気に入りの話題は自身の脱走と修復です。

補遺:1360-A: 回収時、SCP-1360の右中指に入っていたフラッシュドライブに以下のメッセージが記録されていました。
重要:廃棄しないでください
親愛なるジェームズへ

新型ペレグリン・シリーズヒト型万能ドロイド(民生モデル)を御買い上げ頂き、誠に有難うございます。ユニット#31には以下の機能が搭載されています。

  • 事前プログラム人格#4 (ヘクトル)
  • 最大3種類の言語への完全な理解 (日本語・英語・ドイツ語)
  • 当社の標準的アラミド・カバー及び自己修復機能

相談会でのテイカー氏との打ち合わせ通り、#31には貴方様のリクエストした要素を含むように改造が施されております。これらは以下の通りです。

  • 発声機能の除去
  • 当社の先進的銃器スキルセット
  • 当社の先進的非武装戦闘スキルセット

以前に御買い上げ頂いたケストレル及びマーリンユニットと同様に、#31は貴方様とご息女様のコマンドのみを受け付けるようにプログラムされております。加えて、当機はコマンド・ユニットとして機能させることも可能です。貴方様の許可を受けた場合、#31は貴方様の不在状況下において他のドロイドに司令を送ることができるようになります。

しかしながら重要な点として、#31は以前の貴方様のご購入品とは異なり、ユニットの交流をより人間的かつ個人的なものにするために適応性の高い人工知能を搭載している点にご注意ください。#31の人格は貴方様との交流や、貴方様によるユニットの使用を通し、時間をかけて進化します。数日のうちに#31はご息女様の親友にして貴方様の最も忠実な下僕となるでしょう。

貴方様の他のユニット同様、#31が誤作動を起こした場合は修理を試みないでください。ユニットの動作に満足がいかなかった場合は、このフラッシュドライブを右の中指にある収容コンパートメントへと戻し、貴方様用の返送フレーズを述べてください。#31は自動的に私たちの施設の一つへと帰還し、貴方様の下へはご購入品の交換または返金に関するより詳細な情報が通達される手筈になっております。

何時もながら、貴方様とのお取引が出来て光栄で御座います。

アンダーソン

補遺:1360-B: 2009/11/17、4回目の脱走の試みが失敗に終わった後、以下のメモがSCP-1360の収容室内で発見されました。
帰還信号途絶。君が今どこにいるにせよ、私たちはそこに君を留めた方が良いと判断しました。
申し訳ない、31号。
アンダーソン
この日以降、SCP-1360は財団職員との意思疎通を完全に停止し、収容への抵抗とSCP-1360-1の収集を行わなくなりました。

  • 最終更新:2016-06-19 13:03:36

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