SCP-136

SCP-136 - Naked Doll (裸の人形)
© kabu 2009

Item #: SCP-136

Object Class: Euclid

取扱方:
通常外の取扱方は必要ありません。SCP-136は10m×10m×10mのコンクリート製収容室に留め置いてください。SCP-136-1は0.5m×0.5m×0.5mの施錠された透明なプラスチックケースに収め、部屋中央のテーブルに置いてください。ビデオ監視はSCP-136を積極的に検査している時以外には不要です。事件I-136-c(事件報告参照)を承け、監督官██████の特別認可がない限りは十三日に一度以上SCP-136の収容チャンバーに入室してよいのはDクラス職員のみとします。

概要:
SCP-136は人間以外にはなんの作用も持ちません。

SCP-136とは二つの現象を称したものです。SCP-136-1は様々な外見ですが、一般には土、木、金属、あるいは布でできた粗雑な人形として具現化し、普通は女性であると認められ体長は10から30cmです。視認した際のおよそ10%には男性に見えます。

SCP-136-1には経験的にわかるような変わった性質は何もありません。人形から取ったサンプルを質量分析するとその現在の素材について典型的な結果が返ってきます。人形をもう人の形には見えないところまで痛めつけたら――普通は頭部あるいは全ての四肢をもぎ取ったら――これは完全に消滅し半径1メートル以内に新たな形状で再出現します。完全に気化させるテストは保留となっています。

SCP-136-2はSCP-136-1がおよそ20分間にわたり見つめられていた場合にのみ具現化しますが、SCP-136-1に似て、いくぶん多様な形態を持ちます。まず最初にSCP-136-2の存在を示すものはSCP-136-1の外見に応じた性別の笑い声です。この笑い声を聞いた職員はそれが「ぞっとする」あるいは「怖い」音だと報告します。笑い声は五秒から二分の間続き、その後に静寂の時間が普通ならおよそ五分あります。静寂の後、SCP-136-1が矢庭に消失すると同時にSCP-136-2が出現します。

SCP-136-2は実体のない全裸あるいは半裸の人物形象で、性別はSCP-136-1のものと一致します。SCP-136-2は大きさが1.9から2.1メートルで、いずれのときにも挑発的な姿勢をとり、ゆっくり歩くくらいの速さ(0.2m/s)で空中を被験者(たち)の方へと移動します。被験者が複数いるなら、この形象が自分に向かってくるのをそれぞれの者が見ることになります。近付くにつれ、笑い声の大きさは増加します。SCP-136-2が1、2メートル以内に入ってくるまでには、例外なく被験者は恐怖に身を竦めるか、崩れ落ちるか、壁にぶつかるまで後ずさるかします。SCP-136-2は一般に同じ姿勢のままで被験者からおよそ5cm以内にまで来て、そこで消滅前に一度悲鳴を上げます。十から十五分後、SCP-136-1が以前と同じ場所に異なる形状で再出現することになります。

この幻影はとても不穏な見た目をしています。口はあまりに大きく開かれ、苦痛と性的興奮にひきつったまま固まっています。時には歯を剥いて舌舐めずりしていることでしょう。虹彩はほぼ鞏膜全体を占め、狂気に血走っています。女性の場合には、滑稽なまでに腰は細く胸は大きいでしょう。SCP-136-2を見るという経験は心の底から狼狽させられることで、被験者一人残らずに最大六ヶ月に及ぶ夜驚症をもたらしました。見た後、ほとんどの被験者は手助けなしには収容室を出られません。興味深いことに、性的倒錯の経歴を持つDクラス職員ですら136-2に対し強い拒否反応を経験します。

どの時点でもSCP-136-2が収容室の境界を越えて移動するのが観察されたことはありません。事件報告I-136-a参照

追加情報:

SCP-136が回収されたのは、[データ削除]にある、お化け屋敷だと噂される廃屋の子供部屋においてです。財団職員はそのような報告のあった家屋を定期的に捜索しており、それでSCP-136が発見されました、エージェント████が二階の窓から叫びながら落ちたときに。

事件記録:

事件I-136-a、██/██/19██

シモン博士は136-2を観察した二十五人目の被験者であり、志願してそうした四人目の者である。観覧は特異なところもなく普段通り進行した。136-2を見てからおよそ二時間後、他の職員数人と一緒に休憩室にいたシモン博士が悲鳴を上げコーヒーマグを取り落とす。彼は支離滅裂に口走った、136-2が自分に向かってホールを漂ってくるのが見える、というようなことを。モーリス博士とハリソン博士が彼を取り押さえたが、それは単に彼は経験したことのせいで酷く動揺しているのだろうと考えたからである。およそ2分して、部屋にいた者すべてが意識喪失。ソボヤ博士が最初に回復し、続けて彼女の同僚たちを覚醒させる。シモン博士は昏睡状態に陥り、三日後に死亡。

――私ことメイヤーズ博士はKeterクラスへの再分類を要請する。
――Keterとしての再分類は却下する。我々はこの不幸な事件がなにか他のテレパシー性SCPにより起こされたものである可能性を払拭できていない。

事件I-136-b、██/██/20██

今日ふたたび発生した。エージェント████が何人かのDクラスを部屋に押し込んでから、彼は部屋の外に█████と一緒に立っていた。136が事を終えたので、彼らが被験者を部屋の外に引きずり出すのを手伝っていたら、目の前が真っ暗になった。目が覚めたのはエージェント█████が私の顔をひっぱたいているときだったが、三人のクラスDが昏睡していた。こいつは人を殺している。こいつからこの十年間なにも新しいことを学べてなどいないし、使い道だってない。136を終了する方法を探すよう要請したい、たとえば超能力SCPをここにこいつと一緒にしてみるなどして。こいつにできることは発火したりみたいなことじゃない。
――メイヤーズ博士
終了要請は却下された。136は強化尋問 (*1)に役立つことが証明されている。

事件I-136-c、██/██/20██

今やこいつは制御不能だ。何があったか見やがっただろうが、何千ヤードかの中にいた奴は誰も[データ削除]を忘れることはないだろうし、部屋にいたDクラスは消え失せて、どうやってだかは誰もわからない。百歩譲っても送りこむ前にDどもになにかもっと厳正なスクリーニングをしなくちゃだめだろう、そうすりゃあいつが[データ削除]って前もってわかってただろうに。ありがたいことに何がこんなことやらかしたかわかってるんだ、とはいえな。Keterへの再分類と136の終了を試みる許可を要請する。
――メイヤーズ博士

要請は却下。メイヤーズ博士はSCP-136の管理職を外された。136を強化尋問において排他的に使用するためにその処遇は██████視察官と██████博士に直接委ねられた。

  • 最終更新:2016-06-24 21:33:44

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