SCP-1282

SCP-1282.jpg
1915年ごろに記録されたSCP-1282個体。
SCP-1282 - Reverse Were-Rabbits (人間兎)
© Roget 2013

Item #: SCP-1282

Object Class: Euclid

取扱方: SCP-1282個体は全て、サイト-77のEuclid SCP棟にある標準的な原野観測室に収容します。保安職員2名が各収容室の外側に滞在し、6時間シフトで勤務します。SCP-1282個体を月光に曝してはいけません。

概要: SCP-1282は、SCP-1282-1から-5と指定される、5羽の白ウサギの総称です。SCP-1282個体はウサギ科に予測されるような肉体的特性と行動を見せます。また、全SCP-1282個体は初期収容に先立ち、化学的に去勢されました。

SCP-1282個体は、月相が満月の時に屋外にいる場合、体格が異常に変質します。筋肉と骨格組織は質量を増し、追加の骨格構造が外部から質量を吸収して構成されます。内部構造は人体に見られるものと同一の非機能的な要素から構成され、外側の表皮組織は新しい質量に対応するために拡張します。毛皮や爪は変質して、狩猟用の服装と火薬武器 (*1)を形作ります。

この変換プロセスを経たSCP-1282個体は、感情と人間に近い知性を示し、個体ごとにそれぞれ独特の個性を表します。これら個体は会話・身体制御・自己認識が可能です。話しかけられると、彼らは自身をハンターであると述べ、動物を狩ることが許可されているかどうかに関心を見せます。人間が変身後の彼らと意思疎通を試みていない場合、彼らは直ちに狩るべき動物を、とりわけウサギ科に重点を置いて探し始めます。

変身した個体が複数いる場合、彼らはアメリカ英語を用いて互いに会話し、通常は狩猟の方法論と狩りに用いられる技術について話します。この会話中で焦点となった動物は、記録されたSCP-1282会話の80%以上でウサギでした。狩猟を許可された場合、SCP-1282個体は、かつて共に生活していたウサギ科の動物を狩って食べようと試みます。一番の標的となるのは番いの相手や子供であり、社会的な結びつきのあるウサギもまた狙われます。これは全ての生きた動物が狩り尽くされるか、満月が終了するまで持続します。元の姿へと戻ると、SCP-1282個体は意気消沈した様子を示し、動いたり食べ物を消費したりといった行動を拒否します。この影響に関する実験は継続中です。

SCP-1282は1999/03/18、ドイツの[編集済]市民が、森林に立ち入って違法にウサギ狩りをしているハンターについての通報を行った後に回収されました。財団職員は当初は調査のため派遣されませんでしたが、事件後の警察報告書は財団が介入する十分な根拠となるものでした。7個体が最初に収容されましたが、2個体が自然死し、1個体が実験目的で終了されました。1999/05/22現在、SCP-1282はEuclidとして分類されています。

SCP-1282-1から-5までが構築した人格 現状
SCP-1282-1 “アラン・ラップ”という名の34歳男性ヒューマノイドであると主張。1998年頃の狩猟服を着用。流暢なポーランド語を話す。主な標的は番いのウサギ。 存命中
SCP-1282-2 基本的なポーランド語を話す男性ヒューマノイドであり、1934年頃の狩猟服を着用。45~50歳の間と思われるが、適切に自己紹介をした事は一度もない。標的は無差別。 存命中
SCP-1282-3 ネアンデルタール人に類似した外見のヒューマノイド。唸り声と呻き声以外で会話したことは無い。ウサギの毛皮らしきものを着用。標的は無差別。 存命中
SCP-1282-4 現在アメリカ合衆国テキサス州に住んでいる”ロードキル”という名の男性ヒューマノイドであると主張。現代的な狩猟服を着用しており、30~40歳の間と思われる。 存命中
SCP-1282-5 “ヴェイル・デロン”を名乗る女性ヒューマノイド。1879年頃の、伝統的なイギリス王室の狩猟服を着用。ウサギに対する銃器の使用を拒否し、撲殺を好む唯一の個体。標的は主に子供、或いはその子孫。 故兎 (実験ログ1282-G参照)

補遺: 実験1282-Gの手順および結果
実験G

対象: SCP-1282-1、SCP-1282-5

手順: 1ヶ月間にわたって、SCP-1282-1と-5は番いになる事を許可された。満月の際、SCP-1282-1は制御された環境下で変身し、その後、未変身状態のSCP-1282-5を殺害した。

結果: SCP-1282-1は自身の行動を理解している様子を見せなかった。次の満月において、SCP-1282-1は再び変身させられた。SCP-1282-1は仲間のハンターが狩猟中のアクシデントで死亡したと述べ、この出来事は悲劇的な事故であったと示した。

分析: どうやらSCP-1282個体たちは、変身した状態ではお互いを認識できないらしい。しかし、変身している間に感じた事を、少なくともある程度は、漠然とした考えとして保っているようだ。この類の実験は、現在研究中の個体の生理的状態にダメージを与える可能性があるため、即時終了する。 - ボイド博士

  • 最終更新:2017-01-20 15:47:37

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