SCP-1265

SCP-1265 - The Mesozoic Preserve (中生代地帯)
© Ihpkmn 2013
scp-1265.png
SCP-1265-Aの実体、SCP-1265内部のカメラから回収された画像。エージェントAlain Bénéteau撮影。

Item #:SCP-1265

Object Class:Euclid

取扱方:SCP-1265を収容するサイト1265は公には財団フロント企業であるセーフ・アンド・クリーン・プラネット・イニシアチブの野生生物保護区として維持します。SCP-1265内の野生生物に関する財団の科学的発見は、化石の記録にある痕跡と一致した後に公表する場合があります。

SCP-1265内の旅行を希望する一般人は接触したSCP-1265-Aの実体を思い出させなくするためにクラス-D(順行性、選択性)記憶処理を施します。SCP-1265-Aと接触したことが判明した処理の施されていない全ての一般人にはクラス-A(逆行性、一般性)記憶処理を施し、偽の記憶を植え込んだ後、解放します。

6ヶ月毎に、SCP-1265-Aによって産卵された卵は保育と研究のために回収し、成熟前に野生へと放ちます。すり込み行程を含む、SCP-1265-Aの幼体の完全な生育行程は文書1265-Iを参照してください。

概要:SCP-1265はアフリカ大陸コンゴ盆地にある50km2の不規則な形状の土地です。SCP-1265の大半はコンゴ民主共和国内に含まれていますが、約15 km2はコンゴ共和国の近隣国に属しています。いくつかの村を除き、SCP-1265の殆どは無人で、コンゴ盆地特有の植物が自生しています。

SCP-1265には絶滅したとされるいくつかの種族が生息しており、その殆どは恐竜上目です。これらの動物は全体的にSCP-1265-Aとして指定されており、約30日に1回5つの群れが自発的に出現し、その個体は必ずしもアフリカ内で記録されている化石と一致する訳ではありません;その代わり、これら個体は中生代期の気候に基づき選ばれていると思われます。SCP-1265-Aの実体はSCP-1265から離れることができず、個体はSCP-1265の境界線を超えると非実在化して境界線内の3kmに鎮静化されて再出現します。また、SCP-1265-Aは中生代の特定の1つの期間から選出されているわけではありませんが、白亜紀とジュラ紀の個体がよく出現し、三畳紀の個体は少ないです。これに加え、翼竜等の数種の恐竜ではない爬虫類がSCP-1265内部に存在しているのがわかっていますが、一般には見られません。

肉食動物を含め、SCP-1265-A実体は人間に対する攻撃性または恐怖を示しません;SCP-1265-Aの肉食動物の種が積極的に狩りを行っているにもかかわらず、現在までにSCP-1265内で死亡した財団職員は3人で、全てSCP-1265-A実体との偶発的な事案が原因の案件です。

注目点として、大型の肉食または草食の恐竜のSCP-1265-A実体の数は少なく、北アメリカで発見されている化石の恐竜の種は居ません。例として、これまでTyrannosaurus rexBrachiosaurus等の種はSCP-1265内で見つかっていませんが、SpinosaurusKentrosaurus等の種は比較的多く見られます。比率に関しては、アメリカ以外とアメリカの種の比率は5:1です。

最後に、これまでに化石として発見されていないSCP-1265-Aの実体が数種存在しており、これらをSCP-1265-αとします。SCP-1265-α実体は異常なまでに攻撃的で、時折研究員や他のSCP-1265-Aの動物に対して無差別に突撃、攻撃を試みます。現在、財団研究員はSCP-1265-αの実体の起源について全く殆ど特定できていません;幾つかの種は化石の記録で発見され、これら種はSCP-1265-Aの実体として再分類されました。注目点として、SCP-1265-Aとして再分類されたSCP-1265-α実体は通常全ての攻撃的傾向を失います。

歴史的記録によると、SCP-1265は最低でも200年は存在していると考えられます。数種のSCP-1265-Aの実体はSCP-1265近隣の地域の民間伝承として記録されています。詳細はインタビュー1265-01を参照してください。

インタビュー1265-01:インタビューはSCP-1265境界線から5.5km離れたMboshi族の村でウェルズ博士によって実施させ、SCP-1265-Aの目撃に対して質問が行われました。全ての記録はリンガラ語から翻訳しています。
<記録開始>

ウェルズ博士:怪物について話してくれますか?

█████:そいつらはジャングルの中に居て、その殆どは水の中で生息する。やつらは人を食わない、だが;殆どは食べないのだよ、ングマ-モネネ (*1)を除いては。ングマ-モネネは足の生えた大きな蛇のようで、その四肢は犬のように動いて歩き、その背中には大きな隆起がある。もしお前らが捕まったら奴らはお前らを食らうだろう (*2)

ウェルズ博士:モケーレについて教えて下さい。

█████:モケーレ・ムベンベ (*3)はやつらの中で最も大きなやつだ。そいつは川を遮るほどに大きく、湖を溢れさせる。そいつは水の中で呼吸ができるが、魚ではない、そしてそいつが歩けば大地は揺れる。背中に厚板がある獣、ムビエル-ムビエル-ムビエルもまたそこにいる。

ウェルズ博士:[鞄からCamarasaurusKentrosaurusの絵を取り出す]これはモケーレとムビエルですか?

█████:そうだ、そして違う。

ウェルズ博士:違う?

█████:その絵には羽根がない。それ以外は全て正しいが、ムビエルには羽根がある;そしてモケーレには無い。やつらは皆あの鳥のようだが、飛ぶことは無い。飛ぶやつには羽根はない。

ウェルズ博士:あの地域について他に話せることはありますか?

█████:あれは呪いだ、モケーレやムビエル、その他のやつらは消滅することなくあそこから離れることはできない。やつらの卵や肉もそうだ;何年か前、狩人がモケーレの死肉を持ち去ろうとしたことがある。全ての村を調べ、あの地の端にまで達した途端、それは単に消え去ってしまった。

ウェルズ博士:この数年間でどれだけの人があの地域に行きましたか?

█████:たくさんだ。かれらは狩人だが、殺しは望んでいない。かれらが欲しているのはモケーレ、ただそれだけだ。これまでにかれらが成功したことはない、様々な理由によってな。なぜならモケーレの地を見たことがないからだ、わたしらはかれらに危険だと教え、その通りになる。全ての民はあの地が危険であると知っている、だから近づくことはない。

ウェルズ博士:これで全てです。協力ありがとうございます。

<記録終了>
メモ:村の殆どはSCP-1265についてよく知っているため、記憶処理は必要ないと判断しました。

SCP-1265-Aに関する資料集:メモはニール博士によって毎月のSCP-1265の探検で取られました。
素晴らしい発見だ、殆ど全てのSCP-1265-Aの実体(ああ、恐竜に関してだ、少なくとも)は羽根が生えており、鱗はない。化石の記録からはこんな事は分からなかった (*4)!そうだ、あそこにArchaeopteryxがいる、しかし恐竜というより鳥のようだ。もし公に公開できれば、我々は古生物学に革命をもたらすことができる。しかし、我々は財団以外の誰かが羽毛恐竜の痕跡を発見するまで、公開することはできない。
主な概要に見られる通り、これらの殆どは恐竜上目に属しており、コンゴの気候に合うように適応している。Kentrosaurus等、複数の種は準水陸両生で、息を止めて1時間水中で過ごす事を好むようだ。Kentrosaurus等のこの地の種には身体の板状やスパイク状の部分に多くの藻が育っており、時折ある種の生きた茂みのように見える時がある。Kentrosaurusは通常全く大人しいが、怒れば、攻撃者から振り返って、背後のスパイクで突き刺そうと試みるだろう。
1980年代に作られたラッセル氏の理論と反して、Troodonのいわゆる"ディノサウロイド (*5)"への進化の証拠は全く見られないが、知性の発達は見ることができる。これらは木から果物を手に入れるために、チンパンジーのように簡素な道具を使い、獲物を傷つけるために石を投げている姿が確認されている。
我々は今日ようやくBaryonyx属を発見した。結論から言うと、これらは半水生で、尾を使って後ろの魚へと水を発射し、クロコダイルやインドガビアルのようにその獲物を捕食する。これらは我々が追跡しているSpinosaur属と対立しているようだ;この2つの種族間の縄張り争いがすぐに始まると思われる。
驚くべき発見をした;両腕、両脚に翼のある、4枚の翼の空飛ぶ恐竜がいたのだ。ウェングはアジア原産のMicroraptorの完全な新種であると推測している;記録にないため、これらを-α実体とし、そしてこれらは怒りやすい。ウェングは鎮静したこれに指の殆どを噛み切られた。これまでに化石の記録が発見されていないため、きちんと名前をつけようと思い、たった今、Microraptor Foundationii (*6)と名付けられた。
遂に羽毛の生えていない個体を発見した。これはワニの仲間で、三畳紀後期のPostosuchus。これは湖の端で水を飲んでいたが、突然Coelophysisの群れが飛び出し、これに攻撃を始めた。幾つかの個体が喉に向かい、頸動脈を切断した;すぐに失血死すると、群れは骨まで死体を貪り始めた。この驚異的な光景はアマゾン川でピラニアに襲われている牛を見ているかのようだった。
我々はTherizinosaurusCarnotaurusとの素晴らしい戦いを目撃した。Therizinosaurusは大きさが同じの哀れな肉食獣をほとんど断首していた;それからTherizinosaurはより奇妙な行動を取り始めた;Carnotaurの死体を切り開き、爪をその血に浸し、その恐竜の血で周りにある木に記録を付けていた。おそらくは縄張りを主張する目的であると考えられる;恐ろしい出来事だが、実に魅力的である。このTherizinosaurCarnotaurの肉を少し食べると、その地域から離れていった。
ムーア博士はこれまでに特定の映画以外でDilophosaurusを見たことがなかった;彼は2mも満たない1頭の個体が犬のように動く事にとても衝撃を受けていたが、6mを超える個体は彼の喉を噛み切る事ができるだろう。この個体は逃げてしまったが、良い絵が撮れた。我々はまた未知の竜脚下目の足跡も発見した。
正直に言って…今日この地で見たものが何なのか検討もつかない。

我々は新たなSCP-1265-αを発見した。1本の角に4本の短く、ずんぐりとした脚を持ったケラトプス科に見えた。しかしケラトプス科の特徴とは異なり長い尾を地面に引きずらせ、いかなるフリル状の突起も無かった;代わりに、頭部の上辺近くに"耳"を垂らしているようだった。また非常に攻撃的で、理由は不明だがPachyrhinosaurusと交戦していた;最終的に負けたほうが突き刺されて終了した。その後我々はサイトへと戻ることを決めた。

  • 最終更新:2016-06-19 00:32:13

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