SCP-121

SCP-121 - Concrete Cradle (コンクリートの揺籃)
© アカウント削除のため原著者不明 2012
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活性状態にあるSCP-121-1

Item #: SCP-121

Object Class: Euclid

取扱方:
収容サイト-83が、SCP-121収容に従事する職員を駐在させるためSCP-121外縁に設立されました。SCP-121の防衛線には周辺地域からフェンスで隔てておき、防衛線沿いに守衛が常駐するようにしてください。守衛は常時地方軍の制服を着て重武装していてください。守衛の交代は四時間ごとにしてください。

SCP-121には有害物質が存在し続けているので隔離していると周辺住民には知らせておいてください。通行人を引き返させるために、SCP-121に至る道には、SCP-121から75、50、25キロメートルの地点に警告標識を立ててください。SCP-121の防衛線に近付く市民がいたら、そこが隔離されていることを思い出させ、強制的に退去させてください。抵抗した者は尋問のため留置してください。

接近した市民が活性化したSCP-121-1あるいは-2を目撃したら、クラスA記憶消去処置をしてください。SCP-121の特異作用に関する気象学的データはどれも検閲するものとし、また、SCP-121はSCP-121、-1、-2について知られるのを防ぐために飛行禁止区域に指定されています。

サイト機動部隊イオタ-71『家壊し(Home Wreckers (*1)を破壊する者を意味する言い回しであるが、字義通りには家屋解体業者である。))』はSCP-121-2の脅威に応じて設立されたもので、収容サイト-83に永続的に割り当てられています。彼らはSCP-121-2のうち非敵対的なものについて調査したいという研究員の案内を、危険なまでに育った実体の無力化と同様に行うものとします。収容侵犯が為されようとした際には、イオタ71はSCP-121-2の無力化について防衛線の守衛を援護するものとします。

SCP-121-1へと発達したSCP-121内の建物はどれも、SCP-121-2に移行しないか常時記録し監視します。移行に際し生得的に敵対的となったSCP-121-2は無力化してください。受動的なものについてはSCP-121防衛線内に研究目的で留まらせ続けても構いませんが、それは収容するには危険なサイズまで育つか敵対的になるかするまでのことで、そうなった時点で無力化してください。

概要:
SCP-121はもとはコロラド州███████町が占めていた地域です。町は現在の収容プロトコルが施行される前には人口およそ6800人であって、住宅と商業施設を併せておよそ3000軒の建物があります。SCP-121上空では雲は直径12キロメートルの範囲にわたり進入できないようであり、その代わりにその範囲を迂回していきます。推察するに、これはSCP-121の作用範囲と関係しているものと思われますが、どのようにであるかは今のところ未詳です。SCP-121内の建物は散発的 (*2)に基礎を離れ空中へと上昇します。この時点で、それらの建物はSCP-121-1と識別されます。

SCP-121-1となったものは45メートル以上のまちまちな高さまで上昇します。建物の以前の状態とは無関係に、ドアと窓には鍵が掛かり、入れそうなところはどれも内側に家具でバリケードができます。無理に押し入ったところ、周囲の気温がおよそ35°Cまで、相対湿度はおよそ65%まで上昇しましたが、それ以上特異な性質は見られませんでした。SCP-121-1は短くて十週間で滞留を終えますが、十五週間までなら浮揚したままでいることもあります。これらが異常な水準の頑丈さを示すことはなく、地面との衝突に際しSCP-121-1がほぼ全壊するのもよくあることです。衝突の後にはSCP-121-1の残骸の中にはおよそ1.2m × 1.2m × 2mの卵形物体が見られるのですが、これはその家の中にあった家具のものと一致する素材からできています。 (*3)この物体は自発的に動き回り始めることでしょう。そうなったものを、SCP-121-2と称します。
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成長中のSCP-121-2
SCP-121-2は近傍の材料とともに集塊を形成し始めますが、それに使われるのはSCP-121-1から出た瓦礫、植物群、自動車、(稀に)他の建物などといったものです。SCP-121-2は高さ9メートルの材料集合体を形成するまで物体を引き寄せ続け、そうなった時点で活力を帯びて一定水準の知覚能力を見せることでしょう。SCP-121-2はこの時点で、他の素材を食事する真似を始めることがありますが、これははっきりと遅くなった割合での成長を継続するための行為です。食事は成長の継続を唯一の目的とするものと見受けられ、何故なら材料を手にいれられないままでいる時間が長引いた実体たちは息絶えてしまったのです。ある種の物はあっという間にSCP-121-2にくっついてしまうことが知られており、これはサイズにかかわらず、そして食事の真似をすることがなくてもそうなのです。

SCP-121-2は普通は地上を動き回れる動物に似た姿になりますが、ヒューマノイド型をとったり既知のどの動物にも似ていない形をとることも知られています。それらはだいたいは従順で、普通は怒らせない限りは職員に敵意を見せることもありません。しかし、SCP-121-2には生まれつき攻撃的で縄張りを張るSCP-121-2ものも知られています。この振舞いは続けてある種の品物を蓄える方向に発達するところが観察されていますが、その品物としては銃器、刃のついた武器などが挙げられ、熊の頭部の剥製も一例ありました。

SCP-121が財団の注目下に入ったのは、当時廃屋であった住宅が突然『空を飛んだ』という報告が地元機関に殺到した際のことでした。有害物質が流出したということにして住民を疎開させ、その住宅を観察しました。そのSCP-121-1がSCP-121-2に移行したら速やかに無力化しました。無力化に続いて別のSCP-121-1が発生し (*4)、この町は永久に無人化され収容されました。

事件121-A: 11/04/98に、『くぐもったサイレン』のような音がおよそ5分にわたり聞こえました。その音に続いて活性状態にあったとあるSCP-121-1が突然莫大な力を受け、その建物はまだ最低限度の十週間滞留していないにも関わらず時期尚早にバラバラに壊れました。近くの街々でもその音は聞こえたとの報告がありました。地元報道機関には汚染レベルが一時的に上昇したので隔離スタッフが疎開したとの情報を流しました。音の原因は今のところ不明です。さらなる調査をするよう勧告されています。

音が鳴ってSCP-121-1の破壊があった三週間後、残骸はついに地面に落ちました。瓦礫の中にはSCP-121-2とわかる卵形物体の名残りが、アルミニウム残滓の痕跡とともにありました。

事件121-B: 05/09/12に、1991年製ダッジ・キャラバン(Dodge Caravan)が上空53メートルにぶら下がっているのが見つかりました。現時点では窓に羊毛製衣料と思われるもので目隠しがされているため内部検分はできません。この自動車をさらに観察するよう勧告されています。

  • 最終更新:2016-06-24 21:11:34

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