SCP-1083

scp-1083.jpg
実験中のSCP-1083
SCP-1083 - University Skull (大学のスカル)
© Eskobar 2011

Item #: SCP-1083

Object Class: Safe

取扱方: SCP-1083を使用しないときはサイト38の封じ込めロッカーに格納します。保護手袋を着用した、経歴に暴力行為のない次席研究員だけが、ロッカーに出し入れできます。いかなる状況下でもレベル2以上のクリアランスを持つ職員はSCP-1083と接触できません。実験中に収集される関連データの不足のため、Dクラスを用いた実験は禁止されています。SCP-1083と接触するすべての職員は、直ちにデブリーフィングされ、心理カウンセリングに送られます。

概要: SCP-1083は、重さ15kg、高さ20cm、長さ30cm、幅12cmの、人間の頭蓋骨が変形した形状の、青く染色された石英の塊です。1人の人物が両手で持った場合を除き、頭蓋骨は異常な性質を示しません。

両手で持ったとき、SCP-1083にさらされた被験者は、1~3秒間の神経活動の大幅な増加(脳波分析により確認)を突然に経験します。その後、非Dクラス被験者の多く(87%)のケースでは、以前の状態からの大規模な人格変化を経験します。影響を受けた被験者は、通常█~██ポイントのIQスコアの減少を記録し、財団の雇用を継続し難くなります。にもかかわらず、被験者は、現在の知識や記憶を少し失いますが、素晴らしい推論能力とロジックの使用を発揮します。対照的に、他の人間に対して暴力行為を犯したDクラス或いはそれ以外の財団職員は全て、自傷や自殺をしようとするようになる、全体的な心理的損傷を受けます。その現状が暴力行為に関さない(財団プロトコル違反によりDクラスに降格された)被験者D-3273は、非Dクラス職員と同じような効果を経験しました。これは平和主義的傾向が主に重要であることを示唆しています。

概して、SCP-1083にさらされた被験者の殆どが、SCP-1083による経験を議論することを拒否しました。08/03/9█から02/11/0█の間、さらされた被験者の経験に基づいて作成されたリファレンスは、死ぬまでの少し間のDクラスに基づくもののみでした。彼らの内の幾つかは、「彼は正しい、彼は正しい、我はそれに仕える、彼は正しい」或いはその幾つかのヴァリエーションを叫ぶと記録されていました。暴力或いは化学による尋問のどちらも、「彼」とは誰か、或いは、影響を受けた被験者の人格へどのような変化を齎すのかという性質についてのどんな詳細も、明らかにすることができませんでした。

インシデントレポート1083-A: 200█年2月11日、レベル1ボランティアの諜報員1/1083-237が、SCP-1083にさらされました。偶然にも、237は道徳哲学の教育背景を持つ唯一の新人でした。これが異常な結果の主な原因であると考えられます。さらされた後、237はイベント(1.34秒間続いたと脳波分析により確認)に対する彼女の認識について、少なくとも数日、多くて数ヶ月を経たと説明しました。彼女は殆んどの時間を、無限の広さを持つ黒い空間で、どんな感覚入力も欠いた状態で過ごしたと説明しました。

237が空間に居る間に、彼女はある存在(SCP-1083-1と分類)とのテレパシーによる接触になったと主張しました。SCP-1083-1は形而上学、論理、倫理の問題についての議論に237を従事させました。 237はSCP-1083-1の 「声」が男性のようだったと説明しました。1083-1は、「アーティファクト」の中に住んでいて、いつもそうしているということ以外に、自身に関する詳細を明らかにすることを拒否しました。 1083-1はすでに237の人生のすべての出来事に関する幅広い知識を持っており、ソクラテス的対話の形式 (*1)で、彼女がやってしまった様々な間違いや論理エラーについて話しました。 237ははじめ1083-1に対して怒りと恨みを大いに感じたと説明しました。しかしながら、論理と道徳哲学における教練の結果、彼女は1083-1の推論を受け入れるようになりました。

237によると、1083-1は、「訪問した」他の財団職員が、彼女と同じような経験をする「準備ができていない」と説明しました。1083-1は、生活の中でより論理的な推論を使用するように心理的に強制する事ができましたが、「準備ができていない」者達の知能を、永久に損傷することなしにというわけには行きませんでした。1083-1はさらされたDクラスが「値しない」と説明し、 「行動の真の知識を与えよ」と主張しました。237はSCP-1083との経験の後、まもなくして財団から退団しようとしました。彼女がどんなタイプの記憶喪失薬にも免疫を持つことが証明され、終了が11/5/0█に命じられました。

補遺1083-1: 回収ログ SCP-1083は蛇の手(壁にあった様々な落書きと建物にあった文書によって蛇の手であると確認)によって隠れ家として以前に使われていた家から回収されました。大量の血液が、家の部屋の多くで発見されましたが、意図的な汚染であると考えられるもののせいで、使用可能なサンプルは得られませんでした。死体は見つかりませんでした。「PTS」または「Phitransimun連合 (*2)」 として知られる代理店からの文書と共に、頭蓋骨は家の中の寝室の一つで発見されました。頭蓋骨は「森のアレキサンドリア」と「海のデルフォイ」の間で輸送されていたようです。ひどく切り裂かれた断片が家のそこかしこで発見されました。一つに繋ぎあわして以下の文章を得ました。
海のORACULUM (*3)連合はすべての製品が、最適な仕様で[動作すること?振る舞う?]を[確実性を維持?誓約?]します。もし全くもってお気に召さなかった場合は[所有者?ホスト?]のかたが以下のフォームに[断片を遺失]するために御記入ください。

お客様 製品コード 原産地 苦情
ALEXYLVA大学哲学部 OΡΦ XV アレキサンドリアSYLVANOS [命を刈り穫る者達?]に対して過度に報復的であり、非戦主義に近い。戦争に関するアリストテレスの先例 (*4)を犯している。亡き戦士達のための償還と交換を要求する。

  • 最終更新:2017-03-10 12:17:56

このWIKIを編集するにはパスワード入力が必要です

認証パスワード