SCP-079-FR

SCP-079-FR - Village de PNJ (NPCの村)
© DrGemini 2015

Item #: SCP-079-FR

脅威レベル:

Object Class: Safe

取扱方:
SCP-079-FRを中心とする半径10kmの範囲は、希少なヨーロッパバイソンの自然保護区であるとして、侵入を禁止してください。この地域はフェンスで取り囲んだ上でレーダーによる監視下に置き、警告のための標識を設置してください。警告を無視して侵入したあらゆる民間人は、警備員によって取り押さえなければなりません。地域上空の航空機の飛行は禁じられています。

銃撃や刺突などにより、SCP-079-FRの住人の物理的な健康を害してはなりません。

概要:
SCP-079-FRは、北緯██████°、東経██████°に位置する、ポーランドの██████████森の内部にある小さな村です。小さな木組みの家、店、厩舎、鍛冶屋、洗濯屋、井戸などの複数の建造物が存在しています。これらの建造物は古いものであるように見えますが、これらは世界中の歴史の中で存在したあらゆる建造物と特徴が一致することがありません。また、発見された多くの異常より、これらの建造物は住宅としての機能や、工芸や商業などの機能を果たしていないと考えられています。ドアは閉じておらず、鍵もかかっていない上、窓は窓ガラスがはめ込まれておらず、煙突や雨どいはそれらの端部で解放されています。家は時折トイレやキッチンなどの「重要な」部屋が存在しない場合があり、残飯やメンテナンス道具などの生活の痕跡は残されていません。

このことについては、村と住民がそれぞれ非常に独立した状態で存在しているように見えるという事実により説明されます。
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SCP-079-FR-21、「鍛冶屋」。
SCP-079-FRには、SCP-079-FR-1からSCP-079-FR-34 -35と指定された3435体の存在が住んでいます。

SCP-079-FR内部の存在を網羅したリスト


それらは通常の人間と同じように見えますが、彼らは常にどのような条件下であっても同じ場所に立ったままです。天候や、何らかの脅威や痛みを以てしても動くことはありませんでした。彼らは栄養の補給や呼吸が必要ではないと推測され、彼らが動かないことで、通常ならば発生すると考えられる筋肉量の現象や筋肉のけいれんは引き起こされていません。有機的な組織のサンプルを採取し調査したところ、彼らは生きており年齢を重ねているということが明らかになっています。

存在は、心拍の兆候を示していません。それにも関わらず、彼らの血はゆっくりと、しかし継続的に体内を循環しているようです。

脳波検査(EEG)を行ったところ、彼らの脳の活動は昏睡状態において光に反応する人間と同様でした。

人間の呼びかけがない限り、存在は完全に静止し、不変のままです。外部からの力によって動かすことも出来ませんでした。ホークアイ4x4を用いてSCP-079-FR-15、「木こり」を牽引する試みは、引張強度の4,500Nを超える力を出したにも関わらず失敗しています。

しかし、この存在はいかなる人間よりも銃やナイフによる傷に対して敏感です。怪我を負った場合、その怪我は感染によって通常は腐敗し、存在の体から腐った部分が剥離します。これは、負傷者の物理的な健康には影響がないように観測されます。SCP-079-FR-03、「衛兵その2」は、エージェント・██████によって誤って腰を切りつけられ、この性質によって下腹部と両方の脚を失っています。それにも関わらず、彼は空間内での位置をまるで浮遊しているかのように維持し続け、以前と同じように行動し、会話を行います。

人間が呼びかけを行った場合には、SCP-079-FRの住人は対話を開始し、事前に定義されている行動を取ることによって応答します。会話をしている間、彼らは事前に定義されているフレーズの選択肢を、対話者の言葉に対応して選びとり、暗唱を行っているように観測されます。呼び掛けた人物が存在の会話の内容からかけ離れた反応を返した場合は、彼らはそれについては分からないと発言したり、質問を繰り返すように同じフレーズを繰り返します。

存在が受け答えする内容のまとめは、アンブロジー博士より入手することが可能です。

対話を行ったあと、存在は呼びかけを行った相手に対してやってほしいことを依頼し始めます。これらの依頼のうち3つのパターンでは、達成方法があまりにも非現実的であった(存在しないオブジェクトを選択する必要があったり、指定された場所に存在していなかったり、[データ削除済]であったりする)ため、達成が不可能となっています。依頼内容が別の個体から何らかの物体を受け取らなければならないものである場合、その個体は空を掴み、物体を与える行為を模倣します。このことについては、存在している元々の物体は1つだけであり、何者かによって最初に渡されているためだと考えられています。同じタイプの別の物体で、物体を代替することはできません。

財団職員に対して存在が依頼した内容のリスト


森の中に入っていくことになる依頼は、決して実行してはなりません。依頼の実行を拒否し、森の中に入った場合は危険ではありませんでした。

敵対的な生命体と森林地域で戦ったという証拠は残っていますが、調査の結果、村の周囲の森に昆虫よりも大きな生物は全く生息していないことが明らかになっています。しかし足跡や糞などの痕跡として、白い狼、猪、膜を持った巨大な鳥、不相応に大きなサイズの昆虫やクモだけでなく、[データ削除済]や[データ削除済]が存在すると推測されています。

補遺:
調査の結果、SCP-079-FRで発見された全ての住民が、ポーランドやベラルーシで行方不明になっている人物のプロファイルと一致しました。その内8人は、ビデオゲームの制作会社である[データ削除済]で働いていました。他の人物は全て、問題の会社が20██年に倒産してから現在までの期間中に失踪しています。

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対話状態のSCP-079-FR-18、「洗濯婦」。彼女の手首のマークに注目してください。

事案-079-18:
20██/██/██、SCP-079-FR-18、「洗濯婦」が部分的に彼女自身の制御を取り戻している様子が確認されました。彼女の体は未だ定位置に残っており、呼びかけに対する反応も通常と変わりませんでしたが、彼女の右腕は空を切るようになり、左手首を傷付けて血液を垂らすようになりました。この行動は、彼女が通常の状態に戻るまで1分08秒の間続けられました。

この事案以来、SCP-079-FR-18は24日に1度、自身の腕に傷をつけるようになったため定期的に観察されるようになりました。結局、それは彼女がポーランド語で「pomóż mi」、翻訳すると「私を助けて」という言葉を書き込もうとしていたことが明らかになりました。

SCP-079-FR-18に対しては、SCP-079-FR-03のような壊死による崩壊を避けるために、自傷行為の傷を消毒するための現場職員を配置するように要求しています。

事案-079-34:
20██/██/██、SCP-079-FR-34、「錬金術師」が部分的に彼自身の制御を取り戻している様子が確認されました。彼の体は未だに定位置に残っており、呼びかけに対する反応も通常と変わりませんでしたが、彼は自分の周囲を通る財団職員を固定的に注視しようとし、彼に話しかけるとパニック状態に起因する瞳孔の大きな撹拌が確認されました。SCP-079-FR-34は、彼が通常の状態に戻る前の2時間36分の間、目から涙を流しました。他に制御が回復したとみられる行動は、これ以降報告されていません。

事案-079-21:
20██/██/██、SCP-079-FR-21、「鍛冶屋」が部分的に声の制御を取り戻し、エージェント・████████との会話を行いました。この事案は、彼が通常の状態に戻る前に2分20秒の間続きました。

事案-079-21の会話内容を確認するにはレベル2以上の承認が必要です


事案-079-00:

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現在使用可能な「黒の男」を撮らえた画像

黒い中世の衣服を纏った存在が、村の周囲にある森の中でさ迷う姿が、20██/██/██、20██/██/██、20██/██/██、そして20██/██/██に財団の部隊により発見、観測されています。彼はその性質の全てが不明であり、捕獲や身元の確認はなされていません。

現在研究が進められています。この個体はSCP-079-FRの一部であっても、外部の要素であっても、それの扇動が行える可能性を考慮すると、特に危険です。

次回の遭遇時には、彼を生きたまま捕らえることを推奨します。

事案-079-01:
20██/██/██、村の入り口の衛兵詰所の壁に落書きが発見されました。それはポーランド語で「0.7.6, poprawione błędy」と書かれており、翻訳を行うと「0.7.6, バグの修正」となります。その後、SCP-079-FR-06の所持している「ミラクルエリクサー」のボトル20本など、特定の依頼を達成するのに必要な多くの「消耗品」が夜間に補充されていました。落書きを書くのに使用された赤色の物質は不明です。監視を行っていた警備員は、夜間に誰も村に侵入していなかったと証言しています。

事案-079-02:
20██/██/██、事案-079-Ε-15の3週間後に新たな落書きが、今度は鍛冶場の壁で発見されました。そこにはポーランド語で「1.0.0, Twoja księżniczka jest w innym zamku」と書かれており、翻訳を行うと[アンブロジー博士の要求によりデータ削除済]となります。

ポーランド語を読むことのできる全てのスタッフに対し、私はこのメッセージを解釈しないようにお願いします。ここで考えられる懸念は、私たちのエージェントを慌てさせる悪質な噂話よりも更にタチの悪いものです。はい、SCP-079-FRは現存している唯一の例です。全くもって、「汚染」を心配する理由はないのです。オブジェクトクラスは確かにSafeなのです。 - アンブロジー博士

事案-079-Ε-15の内容を確認するにはレベル4以上の承認が必要です


  • 最終更新:2016-09-20 14:58:13

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