SCP-072-KO

SCP-072-KO - 절대 미각 (絶対味覚)
© Quarks-3 2017

Item #: SCP-072-KO

Object Class: Euclid

取扱方:
SCP-072-KOは、標準人間型オブジェクト収容室に収容されます。1日3回、肉を含まない食事を提供してください。オブジェクトは週に1度、精神科の治療を受ける必要があります。収容室内には、どのような形態の凶器も搬入されてはなりません。

SCP-072-KOに肉を食べさせるとき(補遺を参照)には、筋肉組織を入れたスープに自白剤を混ぜて、チューブを介して強制的に摂取させなければなりません。SCP-072-KOの使用が終わった後は、クラスC記憶処理を施す必要があります。

概要:
SCP-072-KOは、20代後半の人間の男性です。オブジェクトの身長/体重は165/45(cm/kg)で、身長が平均よりも10cm程度小さく、低体重状態です。オブジェクトは深刻な鬱病を患っており、定期的なカウンセリングや薬物治療を必要としています。

SCP-072-KOは脊椎動物の組織を摂取する際、その対象が持っていた記憶を読み取り、その内容を記憶します。その動物の感覚器官で認知したことだけを解釈することが可能であり、その動物と人間との生物学的関係が遠いほど解釈することは難しいと表現されます。人間が読み取ることができない刺激(超音波、赤外線など)、またはその動物は認知することができないが人間は認知することのできる刺激(動物が色盲の場合など)は、オブジェクトは読み取ることができません。恐怖、興奮などの感情は限定的に共有されています。その動物が覚えていないことは、オブジェクトは読み取ることができません。

例えば、SCP-072-KOがマサバ(Scomber japonicus)の筋肉組織を摂取した後に獲得した記憶は、視野が広い代わりにぼやけて赤みを帯びており、音がより鮮明に聞こえさわやかな匂いがすると表現されました。また、記憶の中において脇腹部分に何かの感触が持続的に感じられたと証言しており、胸ビレの影響である可能性があります。

記憶の読み取りは摂取直後の数分間で行われるものと見られ、この間SCP-072-KOは「ぼんやりとしたような」行動を見せて、外部からの刺激に鈍感になります。摂取した組織を持っていた動物が人間との生物学的関係が遠いほど、所要時間は長くなります。平均して哺乳類の組織を摂取したときには1~2分、魚類の組織を摂取したときには5~6分かかります。組織に向精神薬を投与して摂取させると、所要時間が最大で2倍ほど長くなることがあります。

この際の脊椎動物の組織とされるものは筋肉、臓器、皮膚、血液、骨の出汁を含んでおり、骨や毛、爪のように一般的に食用することができないと思われている部位は含まれません。組織を持っていた脊椎動物から組織を採取する際、または摂取する際には、その生死は異常性に影響を与えません。この異常性が発現するには、対象となる組織の味と香りを感じる必要があると推測され、したがって組織の量が少なすぎる場合には何の効果も現れません。

SCP-072-KOは自発的に肉を摂取しようとはせず、肉を食べさせようとする全ての試みに対し非常に敵対的な反応を見せました。これは、一般的に対象となる組織を持っていた脊椎動物の死亡時の記憶も読み取り、記憶しているためであると考えられます。

SCP-072-KOは大韓民国昌原市の精神病院で発見されました。繰り返し肉の摂取を拒否し、摂取後に異常行動、これに伴う深刻な抑鬱症状のためにオブジェクトの家族がオブジェクトを隔離病棟に入院させたものと見られています。精神病院に、精神科医として偽装勤務していた財団のエージェントがオブジェクトと相談や簡単な実験をした結果、オブジェクトが異常存在であることが明らかになりました。

補遺:
SCP-072-KOの担当者である██博士の提案に基づいて、オブジェクトは2016/1/1より財団情報局の業務に使用されます。最大で週に1度、財団内外の要注意人物から採取した組織をオブジェクトに摂取させることが可能です。直後に記憶処理を施し、オブジェクトにこのことを知られないよう措置しなければなりません。

倫理委員会の弾劾によりこの██博士が2016/12/1付で転勤させられたことに伴い、SCP-072-KOを担当する博士は現在空席であることに留意してください。

  • 最終更新:2017-01-22 00:01:34

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