ORIA 覚書321 プロジェクト707に関して

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PROJECT #: PROJECT 707
CODENAME: "E-NAMMU"
PROJECT HEAD: "IBN SĪNĀ"
AUTHOR: "JIBRIL ACTUAL"
DESTINATION: BUBIYAN OUTPOST
MEMORANDUM 321 — P1/3
14 NOVEMBER 1990
ORIAハブ.png


極秘文書
イスラム・アーティファクト開発機構
テヘラン州シェミーラーン
イラン・イスラム共和国





بسم الل 差出人: الرحمن الرحيم "ジブリール・アクチュアル"  
بسم الله 宛先: الرحمن الرحيم 作戦責任者"イブン・スィーナ"  
بسم الله 件名: الرحمن الرحيم プロジェクト707中断  
بسم الله الرحمن الرحيم بسم الله الرحمن الرحيم  
بسم الله 参考: الرحمن الرحيم プロジェクト707 全ての覚書
بسم الله الحمد لله الرحمن الرحيم プロジェクト005 全ての覚書
بسم الله الحمد لله الرحمن الرحيم プロジェクト112 覚書001
بسم الله الحمد لله الرحمن الرحيم プロジェクト232 覚書001
بسم الله الحمد لله الرحمن الرحيم プロジェクト003 覚書001
بسم الله الرحمن الرحيم بسم الله الرحمن الرحيم  
بسم الله 同封: الرحمن الرحيم (3) カイーダ-SCP (*1) SCP-クラスアイテム文書  
بسم الله الحمد لله الرحمن الرحيم (1) ORIA/カイーダ-SCP 連絡文書  

1. 我々は貴職のブビヤン駐留地のさらなる維持についての主張を受け取った。噂に反して、我々の監督者評議会からのリエゾンは中央委員会の決定を揺るがすような項目は伝えていない。ORIAは古い信仰も含めた全ての信仰由来のアーティファクトの研究を続行する。我々のイラン革命政府との条約はこれまでもこれからも、その由来にかかわらず、すべてのアーティファクトの研究と調査の障害となることはない。

2. にも関わらず、ブビヤン駐留地の閉鎖に関してORIAがその立場を変更することはないということを貴職に伝えることは残念なことである。先に指摘したように、これは監督者評議会の正統派信仰の推進のためではない。この決定はORIAの実利主義から生じたものである。以下にてこれは最終的にはORIAの立場を強化する計算された行動であることを詳述する。

ブビヤン駐留地の閉鎖に関して

3. 我々のE-ナンムについての研究は、プロジェクト707の開始時から、寺院の居住者との冷え込んだ関係により限られたものであった。寺院の初期確保に於ける幾つかの失策により我々は住人の信頼を失い、我々の協定の提案にも関わらず彼らは協力を拒んだ。したがって、それ以降数十年、意義ある探索が出来ないまま駐留地だけを維持してきた。現時点でも、我々の寺院に関する知識は限定的で表面的なものである。このような障害に面して、中央委員会はブビヤン駐留地にこれ以上の資源を注ぎ込むことを拒否するものである。

4. 加えて、ORIAのイランイスラム共和国との協調関係により、組織 (*2)はイラク共和国とアメリカ合衆国の双方から敵視されている。課されし戦争 (*3)で我々がイランの人々と結束したことに続き、去年からのイラクのクウェートの占領は多くの我々のそこでの作戦を困難なものとした。ブビヤン駐留地の監督者として、貴職は私よりも、駐留地がイラクからの巧みな攻撃に直面していることを知っているはずだ。

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極秘文書




PROJECT #: PROJECT 707
CODENAME: "E-NAMMU"
PROJECT HEAD: "IBN SĪNĀ"
AUTHOR: "JIBRIL ACTUAL"
DESTINATION: BUBIYAN OUTPOST
MEMORANDUM 321 — P2/3
14 NOVEMBER 1990
ORIAハブ.png


極秘文書
イスラム・アーティファクト開発機構
テヘラン州シェミーラーン
イラン・イスラム共和国





5. 合衆国はイランの現体制にとっての政治的な敵であり、その政府はサバーハ家の陰謀によりクウェートを"開放"するという信念を吹き込まれている。合衆国がクウェートに介入するなら、ブビヤン駐留地は両方の政体からイランの勢力とみなされ標的にされる可能性がある。ORIAの準軍事戦力を投入したと仮定しても、巻き込まれて損害を負う可能性は高いと推測される。組織はE-ナンムの破壊を、特に我々が寺院に関与したことが原因となって起こることを望んでいない。

6. さらには、E-ナンムのどのような損傷も地域に広範囲に渡って有害である可能性がある。プロジェクト707メモ32で触れられているように、アプカル (*4)のEn Babil (*5)は寺院の発掘は構造物に損傷を与えうると警告した (*6)。アプカルの勧告はE-ナンムを何としても守るということではあるが、ORIA準軍事部長である"ミハイル"の意見では、サダム・フセインの戦術のさなかでORIAが寺院を保護することは実行不可能だということだ。E-ナンムが損傷すると、寺院内の正体不明の瘴気が世界へと広がり、ORIAは能力不足ゆえにクウェートの市民の保護に失敗したということになる。組織そのものにとって汚点となるだろう。

7. 無論、組織はブビヤン駐留地の放棄がE-ナンムの保存を必ずしも保証しないことは認識している。それを考慮しORIAはカイーダ-SCPに、寺院の暫定的な管理者として組織を引き継いでくれるようコンタクトを取った。私はこのことがORIAとカイーダ-SCPとの同盟を示唆するものではないと強調するが、この相互の同意は双方にとって利益となる。この選択の理由は以下である。

8. カイーダ-SCPの手法は一般にアーティファクトの破壊を禁じている。したがってE-ナンムの保全は彼らも維持する可能性が高い。カイーダ-SCPの合衆国でのロビー活動は寺院の保存を合衆国がバックアップすることを効率的に保証するだろう。さらに、サダム・フセイン政権はカイーダ-SCPと、イラク領内(つまりクウェートも現在はその一部である)に基地を設置することを容認する協定を結んでいると判明した(例えばプロジェクト003("エデンの園"))。紛争の結果に関係なく、カイーダ-SCPは寺院を長期間無傷で維持できる見込みが高い。

9. カイーダ-SCPとの交渉の間、我々の交渉人はそのO5評議会に圧力をかけ、いくつかのアーティファクトをORIAに返還するという賢明な判断をした。これらのアーティファクトはORIAにとって高い価値を持つので、この交換には我々も前向きである。3つのアーティファクトと実体の詳細は以下である:

  • プロジェクト005("ソロモンの指輪"): 感謝すべきことに、カイーダ-SCPはソロモンの指輪の真の能力に気付いておらず、これを失うことを許容できると考えている。一旦返還され、確認が取れ次第、それはORIA/アサフネ条約に準拠して破壊される。ジンの束縛は人とジンとの関係の新時代においては古すぎる考え方だ。ソロモンの指輪の破壊はORIAの誠実さの証となるだろう。
  • プロジェクト112("貞淑な偶像"): モハンマディアン (*7)の偶像仮説では、貞淑な偶像はアラビア半島のの歴史を調べる我々の活動にとって重要である。貞淑な偶像の維持には従者としてカストラート (*8)が必要となるが、我々はそのためにガッライを招集することができる。

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PROJECT #: PROJECT 707
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PROJECT HEAD: "IBN SĪNĀ"
AUTHOR: "JIBRIL ACTUAL"
DESTINATION: BUBIYAN OUTPOST
MEMORANDUM 321 — P3/3
14 NOVEMBER 1990
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テヘラン州シェミーラーン
イラン・イスラム共和国





  • プロジェクト232("エレシュキガル"): この返還は貴職が様々な状況で守ってきた機嫌の悪いアプカルをなだめるだろう。カイーダ-SCPの文書によると彼らはエレシュキガルの扱いに手こずっていたようだが、アプカルの適切な儀式の知識はそれを扱いやすくし、長期の研究を可能にするだろう。

10. カイーダ-SCPの管理中に何か最悪の事態が起こり、E-ナンムが収容できなくなったとしても(どのような理由であれ)、非難はカイーダ-SCPが受ける事となり、彼らはイスラム世界での信頼を更に失うだろう。カイーダ-SCPに共感的な政権も、より強力な代替として組織につかざるを得なくなるだろう。これは最悪のケースのシナリオと考えられる。E-ナンム周囲のズィンミー (*9)の保護にとって不都合であることを除けば、組織による異教徒の知恵の適切な適用は確かに瘴気を休眠状態に留めた(この手法はこの件についての公的なスタンスとなるだろう)。カイーダ-SCPの手によりこれが活性化したならば、彼らの手法の問題ということにでき、異教徒の知恵を棄却することができる(そしてこれは異教徒の知識はORIAにとってハラールであるという主張に対する反例となる)。

アーティファクトの交換に関して

11. ORIAのイメージと活動理念を損なわずにアーティファクトを交換することを円滑とするために、ブビヤン駐留地はカイーダ-SCPの部隊に"侵略"される予定である。公的には、彼らは戦争の混乱の中でE-ナンムの奪取を命令されたカイーダ-SCPのエージェントということになっている。交換の日程は後日決定されるが、来るべき合衆国の介入のさなかに発生すると同意されている。

12. 交換に先立ち、ブビヤン駐留地の工作員の大部分はORIA勢力圏の他の地域へ再配置される予定である。交換の日までは最小限の人員で駐留地の日々の活動を維持することになる。"侵略"の間に勇敢なる反撃をしても良いが、貴職はカイーダ-SCPに最小限の人命の損失(双方にとって)で降伏しなくてはならない。カイーダ-SCPへの連絡員によると、最小限の人員はアーティファクト交換の一週間後の捕虜交換まで一時的に拘束される予定である。

13. 現在カイーダ-SCPに保有されている3つのアーティファクトに関しては、それらを保管するセーフハウスの警備体制は緩められ、我々の工作員が大規模な死者を出さずに奪還できるようになる予定である。これらの作戦でカイーダ-SCPからも多数の捕虜が獲得される可能性があるが、それらは前述した通り交換される予定である。

14. "協力"のサインは明らかであるにも関わらず、組織のカイーダ-SCPへの敵意は未だに強い。この決定は相互利益のためだが、実はORIAにとってより大きい。貴職がカイーダ-SCPによるブビヤン駐留地の獲得を支援することに同意してくれることを望む。もし貴職がこの不名誉に関与することを望まないならば、組織は貴職が交換の日以前に配置転換されることを許可し、別のものをイブン・スィーナーの任に当てる。

15. このメモは1990年11月14日に起草され転送された。

- "ジブリール・アクチュアル"

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極秘文書


  • 最終更新:2017-02-19 04:14:59

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