実験記録826

© アカウント削除のため原著者不明 2009

実験記録は、次の形式で書き込まれるように要求されています:

研究責任者:

被験者:
資材:
準備:

結果:
補足:


研究責任者:██████博士

被験者:エージェント██████
本:大草原の小さな家
準備:GPS追跡装置1台、送受信可能な無線機1台、水で満たされた水筒1本、腕時計1個、セミオート式9mm拳銃1丁と予備マガジン
結果:エージェント██████は部屋に入りSCP-826を設置しドアを閉めた後、その部屋の隣室で待機していた調査チームが所持していたGPS追跡装置と無線機は誤作動を起こし、エージェント██████との通信は途絶えました。5分後、エージェント██████は無事にドアから出て来ました。エージェント██████は川(本のヴァーディグリス川と推測)から西に離れた「緑の染み」のある大草原の真中に落とされました。エージェントが川に向かって1時間ほど歩いていると、狩りから戻ってきたらしきこの本の主要人物の1人が近づいてきて、夕食に誘われました。エージェントは登場人物の帰宅に同行し、大草原の小さな家で登場人物の家族に会い、マントルピース(暖炉の上の壁の突き出した部分)に据えてあるSCP-826を発見しました。エージェントがSCP-826の存在を他の登場人物に指摘した所、彼らは以前はそこにSCPが無かったと主張しましたが、その存在について関心を持ったようには見えませんでした。そしてエージェントは家族らと夕食を食べた後に、SCPが挟んでいる本を持っていくことが出来るか尋ねました。登場人物達は本を持っていくことを了承しましたが、エージェントが大草原を夜間に移動することに対して懸念を抱きました。エージェントはSCP-826から本を外し、家のドアを通り抜けて調査チームのいる部屋に入りました。腕時計の時刻はエージェント██████の日没から数時間経過したという報告と一致していました。

補足:調査でこのSCPが挟んだ本にはエージェント██████が訪れたという文章がLaura Ingalls Wilderの文体、なおかつ違和感のない言い回しで本の中央部分に追加記述されていることが明らかになりました。しかしSCP-826については言及されておらず、エージェントが夕食を食べて去ったとだけ簡単に記述されていました。他に刷られた同タイトルの本にはこの文章は発見されず、本文の誤差はこの本特有のものだと推察されます。現在この本はドキュメント826-1と呼ばれています。研究者は█████████博士のもと、ドキュメント826-(数字)と使用された文献のコピーを提出することが勧められます。


被験者:エージェント█████████
映画:シャイニング(DVD)
準備:GPS追跡装置1台、送受信可能な無線機1台、水で満たされた水筒1本、腕時計1個、セミオート式9mm拳銃1丁と予備マガジン、ビデオカメラ付き帽子1個
結果:エージェント█████████がSCPを設置した部屋に入ると、GPSと無線機は以前の実験のように誤作動を始めました。およそ30秒後、エージェント█████████が部屋から出てきて調査チームにビデオカメラを渡しました。テープは再生可能であり、次の映像が録画されていました。

エージェントはクローゼットらしきものからホテルの部屋へ入り、その部屋を調査しクローゼットから脱出できない事を確認した後、彼女は部屋を去った。エージェントは廊下を行き、階を下り続けホテルのロビーへと辿り着く。エージェントはフロントの机の後ろと支配人のオフィスを探索し、ホテル元帳のそばの棚に据えてあるSCP-826を見つけた。エージェントはSCP-826からDVDを外しオフィスのドアを通り抜けて調査チームのいる部屋に入った。

補足:DVDコピーの調査では大きな偏差は見られることはなく、これはエージェントが適当な登場人物と対話をすることが無かったのが原因と考えられます。実験では、SCP-826が本にもDVDにも影響を与えるということが証明されています。


被験者:エージェント█████████
本:コミックファンタジーのマンモスブック(The Mammoth Book of Comic Fantasy)短篇集
準備:水で満たされた水筒1本、腕時計1個、セミオート式9mm拳銃1丁と予備マガジン、ビデオカメラ付き帽子1個(注:役に立たないのでGPS追跡装置と無線機の使用は中止されました)
結果:エージェント█████████は7分後に戻りましたが、滞在および録画時間は9時間に及びました。録画された映像を調査すると、エージェントが短編小説「The Eye of Tandyla」の一部を経験し、自己防衛のために寺院のガードマンを2人殺害せざるを得なかったことが明らかになりました。これにより警報が鳴り響き、エージェントは寺院図書館からどうにか本を回収し脱出する事が出来ましたが、この物語の主人公は捕らえられ、処刑されました。この変化を本は反映しましたが、アラームの発生源は不明のままで、残りの物語には変更がありませんでした。また、この本が標準的で変更のないものに比べて7ページ増えている事に注意が必要です。


██████博士は、新しい本が経験を積んでいるかどうか判断するために短編小説の本で、もしくは物語が終わる前にSCP-826から本を取り外さない実験の追加を要求しています。


研究責任者:Edison博士

被験者:エージェント█████████
本:「振るとレーザーが出る剣」Edison博士によって執筆された3ページの短編。物語は振るとレーザーが出る剣の詩的な説明で構成されています。この話は数千年もの平和を土台にして成り立っていると述べています。
準備:水で満たされた水筒1本、腕時計1個、ビデオカメラ付き帽子1個
結果:被験者は前述の剣を回収し、そしてその「不思議」な特性を試し発揮するように指示を受けました。被験者はドアに入り、そして5分後に原作と剣と一緒にこちらへ戻りました。その剣を実験してみると、45度以上の角度で振った際に、炭酸ガスレーザーの出力と一致した輻射ビームが出ることが確認されました。剣はエネルギー源、レーザー媒体と光共振器を測定する研究を進めるためにEdison博士に割り当てられました。

記録映像は問題の剣が原文の説明の通りの性能(「レーザービーム」を撃つ能力を持つ)を見せ、エージェント█████████が実際にEdison博士の短編から剣を持ち出してきたことを証明しました。物語の内容はエージェントが剣を盗み「行方不明」とした行動に一致している男性についての説明をしている文章が追加されている以外には変化していませんでした。剣はSCP-826-1と名付けられました。

補足:科学的な実験は決定的ではないと実証されました。分子分析法によると、SCP-826-1の分子構造はコピー用紙(原作が印刷された媒体)と一致しているようですが、他の全ての点で純度の高い鋼の性質を示したことがわかりました。この「レーザービーム」はすべての部分で炭酸ガスレーザーに酷似していますが、速度のみは従来のレーザーよりもはるかに遅く、ほんの60km/hで計測されました。命中の有無に関わらずエネルギーは█.██秒以内に消え、エネルギーを集める試みは無駄であると証明されました。補足ですが、エージェント█████████は自らが「Zolgorn」王国の「Galthor」という名の男性だという妄想に支配されました。エージェント█████████はSCP-826-1を王国に戻すように主張を始めました。そのため彼を「汚れた魔法」から解放するためにEdison博士の元へ配置しましたが、すべての処置は徒労に終わりました。Edison博士はSCP-826のすべての追加実験をDクラス職員によって行うように要望しました。

補足2:██/██/██の██:██:██(エージェント█████████のSCP-826への最後の旅から正確に72時間後)、エージェント█████████とSCP-826-1は同時に消滅しました。そしてエージェント█████████の存在は、すべての財団の記録(バックアップを含む)から消滅しました。 男の名前が「Galthor」であった記載を除けば、物語は同一のすべての面で実験で使用できます。 再度、Edison博士はSCP-826のさらなる実験はDクラス研究員によってなされるように提案しました。

被験者:D-826-01
本:「振るとレーザーが出る剣」Edison博士によって執筆された3ページの短編。変更を含む前回の実験と同じもの。
準備:水で満たされた水筒1本、腕時計1個、ビデオカメラ付きヘッドセット1個、警察用X26テーザーガン(装填済み)1丁
結果:被験者はエージェント█████████を捜索するように依頼されました。被験者は5分経過しても戻って来ませんでした。エージェントC██████はSCP-826に入り、何事もなく物語を取り戻しました。物語には「変わった服を着た男」がエージェント█████████を警察用X26テーザーガンの説明に合致する「誰も知らない魔法の武器」で止めようとしている描写が増えていました。それから物語には「Hylethの塔の不衛生極まりない牢獄に拘束されている」D-826-01を、エージェント█████████がSCP-826-01で拷問している姿が描写されていました。回収された映像が出来事を確証します。

被験者:D-826-02、D-826-03、D-826-04、D-826-05、D-826-06およびD-826-07(全員軍事訓練済み)
本:「振るとレーザーが出る剣」Edison博士によって執筆された3ページの短編。変更を含む前回の実験と同じもの。
準備:水で満たされた水筒6本、腕時計6個、ビデオカメラ付きヘッドセット6個、警察用X26テーザーガン(装填済み)6丁
結果:被験者達はエージェント█████████とD-826-01を拘束することに成功し、SCP-826-01を残したまま脱出しました。物語はすべての変化を認め、「6人の悪党」がエージェント█████████を捕らえて「倒れた仲間に流された血の復讐をしようと叫んだ」と描写しました。
補足:エージェント█████████は未だ病理学的妄想を患っており、自らが「Galthor」という名の騎士であると確信し続けていました。同様に、D-826-01は自らを「Rohthmorn」という名を持つ「血の魔術師」であると主張し、そして彼自身がSCP-826-01を探し求めていました。D-826-01のX26テーザーガンは「稲妻」を放射することができる「魔法の杖」に変化しており、SCP-826-01に類似する性質を持つと推測されます。そのアイテムはD-826-02とラベルを付けられ、更なるテストのためにSite██に送られました。 また、現在被験者D-826-02、D-826-03、D-826-04、D-826-05、D-826-06とD-826-07は、自らの事を「Galthor」を援助するために送られた「玉座の騎士」であると主張しています。

補足2:以前の実験のエージェント█████████と同じように、██/██/██の██:██:██(再度、SCP-826から脱出してから正確に72時間後)に被験者D-826-02、D-826-03、D-826-04、D-826-05、D-826-06とD-826-07、そしてSCP-826-02は消滅しました。現在の物語には「Galthor」に6人の「玉座の騎士」が実際に同行したとあります。そして、彼らは善良な魔法使いの「Edisongrad」によって与えられた「不可思議な武器」で武装していました。SCP-826-02またはSCP-826を取り扱っているすべての研究者はこれを考慮して下さい。SCP-826から得た物体を取り扱う研究者の更なるモニタリングが推奨されます。

さて、冗談はさておき:あいつらはどうやって私の名を知ることが出来たんだ?私はエージェントのどちらにも名を明かさなかったし、被験者達にも絶対に言わなかった。この発見は私たちの仕事の中でもまったくくだらんものだとわかっているが、それを意識するにはちょうどいいかもしれんな… -Edison博士

  • 最終更新:2016-06-18 15:35:47

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