ジョリッチ-ディーメティックスの提言

© Djoric Dmatix 2013

Item #: SCP-001

Object Class: Humanoid

Threat Level: Green/場合によりRed

Containment Class: Euclid

取扱方:
SCP-001の各人は標準人間型収容ユニットに収容されます。どんなことがあっても、SCP-001対象者は同じサイトに収容されません。何らかの交流を持ったり、他のメンバーに関する情報を認識することがあってはいけません。任意の一人のSCP-001を担当する職員は、SCP-001間のつながりや他のメンバーについて認識することはあってはなりません。

SCP-001は検査で認められたものを除いて、あらゆる特異な物品と直接接触させてはいけません。

██/██/20██改訂: O5 特別指令 A-1130-X

SCP-001-5の死によって起きた現象を考慮した結果、SCP-001を使用した特異な事物の無効化は禁止されています。SCP-001の生存と安全を保持することにすべての注意が払われなければなりません。SCP-001対象者の確保と収容が最優先事項だと考えられます。死亡した場合には可及的速やかにウロボロス・プロトコルが開始されることになっています。

概要:
SCP-001は36人の人々で、SCP-001-1からSCP-001-36と名付けられています。SCP-001のそれぞれの間には、民族、性別、年齢、信仰においていかなる明確なパターンもありません。

SCP-001は、自身に関しては変わった特徴を見せません。しかし、SCP-001である者が接近したあらゆる特異な物体、実体、土地はその元々の性質から大きく変容します。もっとも多くの場合、特異な性質の減退、または完全な無効化という結果となります。無効化しなかった性質は、同様の性質を持つオブジェクトとの整合を取るために変化します。この効果はすべて即座に影響し、また対象者からのどのような操作もなしに発動します。複数のSCP-001が集合する場合、効果範囲は拡大し変化の度合いも大きくなります。複数のSCP-001対象者は、オブジェクトの存在を意識することなく、特異な性質を無効化することが可能です。

SCP-001である者全ては、他のSCP-001について直感的に気づいているように見え、通常彼らの総数と1~3人の詳細を述べます。知っていることは漠然としており、収容されていない対象者を探し出すことを困難にしています。

SCP-001である者の死は、その場所での複数の特異な実体と現象の兆候を引き起こします。これらの兆候は、従来の封じ込め手段は実行できず、深刻な災害と副次的被害をもたらす結果となります。収容されているSCP-001である人々は、それは死んだ者の不在が『通り過ぎる』ことの結果であり、時が進むにつれ、災害は更に過酷になると主張しています。さらに彼らは、死んだ者はふさわしい特徴を持つ新生児へと生まれ変わると述べています。そのような人間はまだ発見されていません。

SCP-001による事物の大きな性質変化についての表は文書001-EXを参照して下さい。無効化されたものの一覧表は文書001-Nで見つけられます。

付録-01:
既知のSCP-001のメンバーは以下のとおり。

番号 国系 性別 年齢 現在の状態 注記
SCP-001-01 ユダヤ系ドイツ人 94 収容済み 現在死を防ぐため血行停止誘発状態。左前腕に識別番号の刺青がある
SCP-001-02 タミル族 (*1) 88 収容済み 収容開始時妊娠していた。健康な子供が産まれ、現在財団の監視下にある
SCP-001-03 イギリス人 91 収容済み イギリス陸軍の看護婦。1943年に死亡と記録
SCP-001-04 漢民族系中国人 97 収容済み 財団に他の001の情報を明らかにした最初の対象者。全真教学校の老師
SCP-001-05 パシュトゥーン人 (*2) 101 死亡 収容されているときに死亡。詳細はインシデントレポート001-05-EXを参照
SCP-001-06 イタリア人 39 収容されていない 初めはブタペストのホステルで確保。対象は収容から8日後サイト90を脱走した。現在の居場所は不明
SCP-001-07 ポーランド系アルゼンチン人 52 収容されていない GOI (*3)-16『境界線イニシアチブ』の保護下にある
SCP-001-08 ロシア人 5 収容されていない 未知の個人もしくは団体の保護下にある。家族は発見されていない
SCP-001-09 アボリジニ系オーストラリア人 31 収容されていない GOI-16『境界線イニシアチブ』の保護下にある
SCP-001-10 アフリカ系アメリカ人 28 収容されていない GOI-16『境界線イニシアチブ』の保護下にある
SCP-001-11 ナイジェリア人 45 収容済み SCP-001-11の家族は収容時から同居していた。SCP-001-11の長男は、本人の抗議にもかかわらず、財団担当者に武力抵抗を行い、無力化された。残りの家族には、クラスAの記憶処置を施した
SCP-001-12 アラブ人 14 死亡 対象は、GOI-3『カオスゲリラ』のメンバーにより確保行動中に殺害された。詳細はインシデントレポート001-12-RC-EXを参照
SCP-001-13 韓国系アメリカ人 不明 収容されていない 確保行動は難航している。
SCP-001-14 ナバホ族 (*4) 23 収容済み 対象とSCP-1295との接触が為された後、財団に確保された。詳細は文書001-EXを参照

付録-02:
SCP-001-01からSCP-001-05は██/██/1944にエルサレムにおいて、この地区で噂されていた奇跡とその他の異常現象について調査していたHMFSCPによって確保された。SCP-001-01からSCP-001-05は3人の人間に保護されていた。彼らはPOI-1458、POI-1459、POI-1460と分類された。彼らはGOI-16“境界線イニシアチブ”と繋がりを持っている可能性があり、設立に参加したと考えられている。

確保行動はHMFSCP内部での戦闘に妨げられた。結果起きた銃撃戦によってSCP-001-01は重傷を負ったが、他の対象は首尾よく無事に確保され、保護派閥の管轄に置かれた。SCP-001の保護責任者は戦闘中に逃亡し、拘束することはできなかった。

インタビューログ001-11-02

SCP-001-05への以下のインタビューが、██/██/19██に記録された。
Dr. ████████: 前回、あなたは明確な目的を持っていると話して下さいましたね。説明していただけますか。

SCP-001-05: わたしは、物事を正しく直すためにここにいる。

Dr. ████████: 続けて。

SCP-001-05: 世界は壊れているんだ、先生。そしてわたしの兄弟たちとわたしはそれを癒すためにここにいる、ひとところに集まって、来るものへ対する方法を準備するために。プロセスは既に動き出している。残念なことに、いくらかの不都合があったがね。

Dr. ████████: 説明して下さい。

SCP-001-05: [SCP-001-01]、彼が残りの全てを集めるものだった。彼が今生死の狭間にいるために、務めは我々のもとに来た、しかし我々は数人をおぼろげに知ることしかできない。それがせいいっぱいだ。

Dr. ████████: あなたは彼の生存について恐れていないのですね。

SCP-001-05: 死は、為さねばならないことのもう一つの要素にすぎない。恐れることは何もないよ。

Dr. ████████: 感服すべき考え方ですね。あなたの目的をどうやって知ったのですか?

SCP-001-05: 夢を見たんだ。前兆、予知、幻覚、なんとでも呼べばいい。それはわたしの頭に種を植えつけた。君たちが直感と言うであろうものを。[SCP-001-01]に会ったのはその次の日だった。

Dr. ████████: 夢の内容を説明出来ますか。

SCP-001-05: 男がいた。豪華な服を着て、王か皇帝のようだった。彼は「仕立屋はどこだ? 仕立屋はどこだ?」と言い続けながら、行ったり来たりしていた。彼がそれを尋ねる度に、他の声が「彼は今近くにいます。彼はすぐ側にいます」と答えた。しかし彼は到着していなかった。男はだんだんと狼狽えだした。そして彼が歩く間に、蛾が現れて彼に止まり、服を食い荒らし始めた。彼のローブはぼろぼろになり、ますますたくさんの蛾が彼に止まった。だがその時扉が開き、仕立屋が、彼一人ではなく王国中の最も優れた仕立屋たちを大勢連れて現れた。王は彼を貪らんとする蛾から救われるであろうことを知り、狂喜した。そこで目が覚め、わたしは知ったのさ。彼がわたしを見出し、そしてわたしは彼についていくのだと。

Dr. ████████: 大袈裟な言葉を使わせてもらえるなら、あなたたち全員が集結した時に世界は終わる、それで合っていますか?

SCP-001-05: [くすくす笑う]先生、世界はもう終わっているんだよ。これが最後の戦いだったんだ。世界の時間は来てしまい、そして去った。蛾のほかは何もかもが無くなるまで、それは一日ずつ薄く引き伸ばされていくだろう。だが、まだいくらかの時間が残されている。我々は互いを見つけることができる。

Dr. ████████: そして、それが起きた時には?

SCP-001-05: 静かな日々さ、先生。静かな日々と、平和だ。

インシデントレポート001-05-EX

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インシデント・レポート001-012-RC-EX

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文書001-EX

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文書001-IC-34

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  • 最終更新:2016-11-09 03:29:55

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