オブジェクトクラス

Object Classes オブジェクトクラス
© Aelanna 2014
(訳注: このページは「2014年背景ガイド改訂」の一環として2014年4月24日に改訂されたオブジェクトクラスに関するガイドの翻訳です。旧版はこちら)

概要

取扱方(Special Containment Procedures)を必要とする全ての異常な物品・存在・現象には、研究の優先順位付け、予算編成、その他の考慮事項のためにオブジェクトクラスが割り当てられます。割り当てられるオブジェクトクラスは一般に複数の要素から決定されますが、特に重要な要素は対象のもつ収容の困難性および財団職員や人類全体に対する危険性から成ります。

物品・存在・現象に対する研究の進展・改善に伴い対象の取扱いが更新あるいは変更される際、それに従って対象のオブジェクトクラスも再分類されます。

主要なオブジェクトクラス

以下は異常存在に割り当てられる最も一般的なオブジェクトクラスであり、財団のデータベースの大多数を占めています。

Safe

Safeクラスのオブジェクトは、現時点において完璧かつ確実で永続的な収容下にあると十分に判断できるか、あるいは故意に活性化させない限りはその異常な影響が発現しません。

「Safe」と分類されてはいますが、しかしこれは対象を取扱ったり動作させた際に危険はないということを意味しません。職員は特別収容プロトコルの全てを強く認識し続け、安全な取扱い手順を常に順守しなければなりません。

サイト内のSafeクラス記事の完全なリストはこちら(注: Joke,ARC,D,EXを除く)

Euclid

Euclidクラスのオブジェクトは性質が十分に解明されていないか、本質的に予測不能である異常存在です。信頼できる収容が常に可能とは限らない一方で、Keter分類に値するほどの脅威を有しません。財団にて収容・管理される異常存在の大多数は、性質が十分に解明されるか再分類に値する危険性を示すまでは、まずEuclidに分類されます。

特に自律性、自我、知性を示す異常存在は、それ自身が思考・活動することにより本質的に予測不可能であるため、通常は少なくともEuclidクラスに分類されます。

サイト内のEuclidクラス記事の完全なリストはこちら(注: Joke,ARC,D,EXを除く)

Keter

Keterクラスのオブジェクトは財団の職員および人類全てに対する敵対的な脅威をもたらす異常存在で、なおかつ収容のためには広範で複雑な手順を必要とするか、現時点における財団の技術と知識では完全な収容が不可能であるものが該当します。

これらの異常存在は財団の収容においてもっとも危険なものであるとみなされており、すべての研究の努力は、これら異常存在に対してより信頼できる収容を可能とすることを目標とします。あるいは最後の手段として、時機を見て異常な影響を無力化・破壊します。

サイト内のKeterクラス記事の完全なリストはこちら(注: Joke,ARC,D,EXを除く)

副次的なオブジェクトクラス

以下のオブジェクトクラスは、主要な(あるいは現在廃止されている)オブジェクトクラスの分類を補うサブクラスです。

Neutralized

Neutralizedクラスのオブジェクトは、故意あるいは事故によって破壊された、使用不能になった、あるいはその他の要因により、機能を喪失したか異常性を示さなくなった、もはや異常存在ではなくなったものです。

将来万が一、異常な性質が復活・再発した場合に備え、Neutralizedのオブジェクトに関する文書は後世のために保存され続けます。

サイト内のNeutralizedクラス記事の完全なリストはこちら(注: Joke,ARC,D,EXを除く)

Explained

Explainedクラスは、その性質が現在の主流科学によって説明できる程に完全に解明された、虚偽や錯誤によるものだと明らかになった、もはや収容が不可能となるほどまで公に流布され広まったものなどが該当します。

サイト内のExplainedクラス記事の完全なリストはこちら

最高機密のオブジェクトクラス

下記のオブジェクトクラスは標準のクラス分類の範疇から外れたものです。

Thaumiel

Thaumielクラスのオブジェクトは、Keterクラスのオブジェクトのような非常に危険な異常存在に対する収容もしくは影響を無効化するために財団が利用する、極秘かつ極めて希少な異常存在です。

Thaumielクラスのオブジェクトは存在そのものが財団における最高クラスの機密であり、その所在、機能、現在の状態はO5評議会以外では非常に限られた職員にのみ知らされます。

サイト内のThaumielクラス記事の完全なリストはこちら(注: Joke,ARC,D,EXを除く)

執筆ガイド

(訳注: ここからはSCP記事の執筆者に向けたガイドラインですが、読者にとっても報告書内に出てくる概念の理解の役に立ちます)

オブジェクトクラスとは?
オブジェクトクラスとはSCP記事テンプレートの一項目で、オブジェクトの収容難易度と危険性について大まかな目安を示します。

「鍵の掛かった箱テスト」(the Locked Box Test)とは?
「鍵の掛かった箱テスト」とは、オブジェクトの「適切なオブジェクトクラス」を判断するために使われる非公式のガイドラインで、下記のように行います。
「それ」を箱に入れ、鍵を掛け、そのまま放置したとき……
  • 何も悪いことが起こらないのであれば、それはおそらくSafeです。
  • 何が起こるか予測がつかないならば、それはおそらくEuclidです。
  • 地獄絵図と化すようであれば、それはおそらくKeterです。

Thaumielが一般に容認されたオブジェクトクラスとして承認されてからは、次の一文が「鍵箱テスト」に追加されました。
  • 「それ」そのものが箱であれば、それはおそらくThaumielです。
特筆すべき注意点として、「自律するもの」「生きているもの」「知性のあるもの」は、ほとんどの場合少なくともEuclidに分類されます。生物を箱に入れ、鍵を掛け、そのまま放置してそのことを忘れてしまったら、窒息死するか餓死してしまうでしょうし、それは望ましい結果ではありません。知性を持つ存在は学習によって我々の収容手順の裏をかく恐れがありますし、収容に対する協力を止めてしまうかもしれませんし、なにより、知性を持たない場合よりも遥かに危険となるかもしれないのです。

結局、Thaumielとは一体何なのですか?
ThaumielクラスのオブジェクトはSCP-001:Keter任務で初登場し、特にSCP-2000によって有名となったもので、「超Keter」あるいは「反Keter」なオブジェクトであるとみなされています。これらはKeterクラスのオブジェクトを収容・無力化する能力を持っているか、あるいは制御不能なKeterクラスの収容違反による被害に対して、歴史改変や現実の「リセット」により災害そのものをなかった事にして対処します。

財団におけるいかなるストーリーとも同様に、「選択的なカノン」 (*1)であるかは各々の執筆者が選んでよいという方針)とは、これらが存在することを考慮しなければならない義務はない、ということを意味します。 多くの執筆者がThaumielのオブジェクトを信じないことを選択していますし、それらの存在を肯定して執筆するのも、否定して執筆するのもあなたの自由です。

Decommissionedオブジェクトとは?
Decommissionedはカノンとして認められたオブジェクトクラスではありません。かつてはセニアスタッフらによって、不要な記事をただ削除するだけではなく「してはいけないことの例」として「恥の壁」 (*2)に並べ立てるためのオブジェクトクラスとして使われていました。

Decommissioned記事は原則としてこれ以上作成されません。こうしたSCPスタッフらによる強権的な編集はもはや行われなくなったことが理由の一つで、もう一つの理由はこれらの処置が結局は逆効果であったことです。過去のDecommissioned SCPとその使用に関する歴史的資料は、世界の歴史ハブを読んでください。

一覧にないオブジェクトクラスを使うのは?
ここのリストに載っている標準のオブジェクトクラスから選択することを強くお勧めします。これらルールの例外を記事に導入することは執筆者のうちの一部がごくごく稀にしか行わないことであり、またそれは"format screw" (*3)の一種であるとみなされるため、それらを使用する正当性を明らかにする必要があります。特に利点もないのに標準外のオブジェクトクラスを使用したならば、多くのサイトメンバーがDownvoteを投じるでしょう。

誤ったオブジェクトクラスが使われているSCP記事を見つけたら?
執筆者の創作上の自由を制限しないよう、オブジェクトクラスはあえて曖昧にされています。オブジェクトクラスの厳密な定義体系を定めてしまうことは執筆者が書きたいように書くことを妨げかねませんし、この方針のため新しい定義体系を作る提案はすでに過去に幾度もWikiのスタッフによって否決されています。
もしあなたが「オブジェクトクラスが不適切かもしれない」と感じるSCP記事を見つけた場合は、ディスカッションページで議題を提起して他のサイトメンバーの意見を聞くことができます。もし説明に納得できないならば、何が問題であるかあなたの見解を示すことも結論に基づいて投票することもあなたの自由です。

  • 最終更新:2017-02-04 02:11:31

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